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院長の美容コラム

地域情報紙に連載中の院長の美容コラム一覧です。

◆ 目・二重まぶたのコラム

二重まぶたの手術後、ダウンタイムはどう過ごす?

美容外科で行う二重まぶたの手術には、『埋没法』と『切開法』があります。いずれの場合も、手術後の一定期間は内出血や腫れなどが現れ、この期間をダウンタイムと呼びます。ダウンタイム中は「人に会いたくない」「外出して他人に顔を見られたくない」と誰でも感じるでしょう。部屋に一人きりでいると不安になって術後の状態を何度も鏡でチェックしたり、スマホでネット検索を繰り返したりしがち。しかしそうした行為は不安な気持ちを大きくするだけでなく、術後のまぶたにとってもよくありません。
ダウンタイム中に大事にしてほしいのは「心も体も安静にして過ごすこと」。特にまぶたを切開した場合、新しい重瞼ラインが安定するまで時間がかかります。また切開法の術後に何度も鏡をのぞきこんだり目元に触れたりすると、まぶたのラインをつくる内部の糸が緩むことがあり、結果的にラインが浅くなってしまいます。術後の内出血や腫れなどは、気にしすぎないようにしましょう。
「ダウンタイム中の顔を見られたくない」と、術後に眼鏡をかけて隠そうとする人もいます。しかし急に眼鏡を使い始めると、周囲から逆に注目されてしまいます。もし眼鏡を使うのであれば、術前からかけておくことをおすすめします。

二重まぶたの手術法 ~埋没法と切開法の違い~

今回は二重まぶたの手術(重瞼術)についてご説明しましょう。重瞼術は『埋没法』と『切開法』の2種類があります。埋没法は上まぶた(片眼2ヵ所)に数ミリの穴を開け、そこから糸をかけて重瞼ラインつくる方法です。
切開法は目頭から目尻にかけて約3cm切開します。埋没法と違い、症例によっては眼窩脂肪の除去、挙筋腱膜を前転させるなど、内部組織の処理が必要になることがあります。 各施術の適応は“布団の片付け”に例えるとわかりやすいでしょう。分厚い布団と薄い布団を折りたたむとすれば、どちらが折りたたみやすいですか? 正解は後者、薄い布団です。つまりまぶたが薄く、たるみがほとんどない場合には『埋没法』を選ぶとよいでしょう。まぶたが厚い場合は、眼窩脂肪などによってまぶたが一重になっている可能性もあるので『切開法』がよいでしょう。
どちらの方法にもメリットとデメリットがあります。たとえば『埋没法』は糸がゆるむ、外れるなどの心配があります。『切開法』には糸が外れる心配はありませんが、ラインが気に入らない場合の修正が困難です。重瞼術はそれぞれのメリット・デメリットをきちんと理解し、納得した上で受けましょう。

二重まぶた断面図

その目の上の凹み、眼瞼下垂の兆候かも

目の上が凹んでいる状態をサンケンアイと言い、挙筋腱膜が眼窩隔膜と眼窩脂肪を目の奥に引き込むために起こります。遺伝性が指摘されていて、両親のどちらかに目の上の凹みが見られる場合、現在は問題なくても将来的に凹む可能性があると覚えておくとよいでしょう。
特に夕方に凹みが目立ち、目が開きにくい状態であれば『挙筋腱膜前転術』という治療の対象となります。『挙筋腱膜前転術』はゆるんだ挙筋腱膜を引き締めて目の開きをよくするというもの。眼窩隔膜と眼窩脂肪が前方に引き出され、凹みが改善します。
凹みがあるからといって、ヒアルロン酸注入などの治療法を安易に選択するのはおすすめできません。ヒアルロン酸が吸収された後に凹凸になったり、まぶたが重くなったりして、余計に目の開きが悪くなるおそれがあります。

目の上の凹み

まぶたの手術は機能回復だけなく、見た目も重視の時代に

「上まぶたが開けにくい」原因はいくつかありますが、代表的なものは次の3つです。
①目の上の皮膚がたるむ、②まぶたを上げる筋肉が弱くなる、③①と②の症状が同時に起こる。上まぶたが開けにくい原因により治療法が異なりますので、正確な診断は不可欠です。
①の治療法はたるんだ皮膚を取り除くこと、②は筋肉の処理を適切に行うこと、③は①と②両方の治療が必要です。これらの治療は“機能回復”と同時に“見た目の改善”も行わなければいけません。「目は開きやすくなったけど、目の形がおかしくなった」では、「せっかく治療を受けたのに」と不満が残り、その後の日常生活にも支障があるでしょう。 最近は眼瞼下垂の患者さんが増えています。昔は「見えるようになれば、それでよし」と、眼科での保険治療で十分と考える方がほとんどでした。しかし今の時代は「見やすく!」そして「見た目も美しく!」と、美容外科の門をたたく患者さんが増えています。
機能回復はもちろんですが、“見た目の美しさ”も重視することが治療後の満足感を高め、日々の生活をより快適に楽しくする秘訣です。

老け見えの原因“ふくらみ”解消で、たるみも予防

バスや電車の窓ガラスにうつる自分の顔を見て、「あれ? 私ってこんなに老けていた?」と思ったことはありませんか。老け見えの原因は、目の下の“ふくらみ”のせいかもしれません。目の下の“ふくらみ”は加齢とともに大きくなり、その下の部分が影になるため、まるで実年齢よりも年を取っているように見えるのです。
“ふくらみ”の正体は目の下の脂肪です。加齢によって目の下の脂肪を包んでいる膜が弱くなり、脂肪が前方に飛び出してくるのです。昔はこの脂肪を取るため、目の下の皮膚を切っていました。しかし最近では、目の裏側の粘膜を切って脂肪を抜く方法(『経結膜下脱脂法』)が普及し、誰にも気づかれずに“ふくらみ”を改善できるようになりました。 この方法は抜糸の必要がなく、翌日からお化粧もできるので働く女性たちからも人気の施術です。また目の下の“ふくらみ”を早めに解消しておくことは、目の下のたるみ予防にもつながります。

眼瞼下垂のお話

アイメイクをするときに、まぶたを指で持ち上げていませんか?
まぶたが下がってくると視野が狭くなったり、目を大きく開けようとして額のシワが増えたり、肩こりがひどくなったりとさまざまな症状が現れてきます。これらは全て「まぶたを引き上げる筋肉が弱くなり、まぶたを上げにくくなる」ことが原因で起こる眼瞼下垂による症状です。まぶたを引き上げる筋肉が弱くなる=“パンツのゴムが伸びてしまった状態”とイメージするとわかりやすいでしょう。患者さんの中には自分の指でまぶたを上げて、「こうやったらよく見えるのよ」とおっしゃる方もいます。
眼瞼下垂の症状は手術で改善します。症状が軽ければ『埋没法』と呼ばれるプチ整形で改善できます。症状が重い場合はまぶた切開して、目を引き上げる筋肉を縫い縮める『切開法』を行います。
まぶたがラクに上げられるようになると、視野の狭さなど気になる症状が改善して日常生活の質も上がります。眼瞼下垂の手術は当院でも人気の施術の一つです。

“眼瞼下垂”と“偽の眼瞼下垂”

目を上げる挙筋腱膜がゆるむ、瞼板から離れることで起こる眼瞼下垂。長期間のコンタクト装着や、白内障の術後などで腱膜に長期的に負荷がかかるために起こると言われています。
眼瞼下垂かどうかは瞼縁角膜反射距離(MRD)や挙筋機能検査などによって診断します。加齢によって上まぶたの皮膚が下がるのはよくあることで、これは“偽の眼瞼下垂”です。眼瞼下垂と間違われやすい症状ですが、検査を行うことで簡単に見極めることができ、“偽の眼瞼下垂”は皮膚切除で対応できます。
眼瞼下垂はゆるんだ挙筋腱膜、あるいは瞼板から離れた挙筋腱膜を修復する手術(『挙筋腱膜前転術』)で治療します。また目の上が凹むサンケンアイも眼瞼下垂と同じメカニズムで起こるため、『挙筋腱膜前転術』を行って凹みを治療します。

鼻のコラム

“団子鼻”を改善したい!

鼻は鼻背、鼻尖、小鼻(鼻翼)で形作られ、鼻骨と3つの軟骨(外側鼻軟骨、鼻翼軟骨、鼻中隔軟骨)で構成されています。“団子鼻”は鼻尖部分の形態が丸みをおび、両小鼻との境界がわかりにくくなった状態をいいます。
その原因は①皮膚が厚い、②皮下組織が厚い、③鼻尖を構成する両鼻翼軟骨の変形など。また右小鼻と鼻尖と左小鼻の比率は1:1:1が理想ですが、団子鼻の場合は①~③の原因によってこの比率が崩れ、鼻尖部が大きくなります。 そこで団子鼻を改善するには、局所麻酔による『鼻尖形成術』を行います。『鼻尖形成術』は両鼻翼軟骨を縫合する『鼻尖縮小術』と、耳介軟骨を鼻尖部に移植し細く高くする方法の2種類があります。どちらを選ぶかは団子鼻の形態によって決まり、手術では両小鼻と鼻尖部の比率をできるだけ1:1:1に近づけるようにします。
術後は鼻尖部に一週間のテープ固定が必要です。テープはマスクで隠すとよいでしょう。

鼻の美容整形~技術力と見極め力が求められる~

鼻の美容整形には『隆鼻術』、『鼻尖形成』、『小鼻縮小』などの方法があります。『隆鼻術』ではL型プロテーゼの挿入が一時流行しましたが、鼻の先端に負荷が加わって飛び出してくる報告があることから、現在はI型を挿入します。 しかし最近は、人工物に対する抵抗感から『隆鼻術』という治療を選択する人が減り、鼻先を細くする『鼻尖形成』や小鼻を細くする『小鼻縮小術』が選ばれる傾向にあります。特に日本人は団子鼻が多く、それを改善するために『鼻尖形成術』(鼻尖部の縮小、耳介軟骨移植などを行う)を行うことが多いでしょう。
『鼻尖形成』は皮膚の柔軟性、厚み、そして形態を把握して手術を行うため、熟練した技術が必要とされます。鼻尖を形成する軟骨に対しては、柔らかくデリケートな操作も求められます。雑な操作を行ったり、治療法の適応を誤ったりすると多くの合併症を引き起こしかねません。また皮膚が厚く硬い人に『鼻尖形成』を行っても、“分厚い布団の下に枕を隠すようなもの”で、その変化ははっきりと感じられません。鼻の手術には熟練した技術力、さらに的確な治療法を見極める力が求められるのです。

しわ・たるみのコラム

『高周波治療』は“肌の引きしめ”に向いています

手術や注射以外の方法で肌のたるみを改善する医療機器には『高周波』と『超音波』があります。今回は『高周波』について説明しましょう。
『高周波』は周波数の高い電磁波の一種で、物体を振動させて熱を発生させます。この高周波の原理を使った身近な道具が食べ物を温める電子レンジです。医療用に応用した『高周波』は、皮膚真皮層の浅い層から深い層に作用し、熱変性が起こります。その結果、コラーゲンの産生が促されて肌がキュッと引きしまるのです。
『高周波』は肌の引きしめには効果的ですが、たるみを改善するのは難しいでしょう。なぜかというと高周波は空気中では速く伝わりますが、水中ではその速度が遅くなります。そのため水分が多い真皮や脂肪層は通過しにくく、たるみ改善に必要な表情筋の筋膜【SMAS(スマス)】層にまで『高周波』が届きにくいのです。
たるみを改善するには表情筋の筋膜処理が必要になるので、『超音波治療器』を使う施術や手術が適当だと考えます。『高周波』は肌の引きしめを目的とした、エイジングケアとしておすすめの治療です。

より手軽&リーズナブルな『ミニリフト』

口もとやフェイスラインのたるみを改善しようと糸を入れたり、レーザー治療を行ってもなかなか満足のいく結果は得られません。なぜかというと口元やフェイスラインのたるみは、皮膚や表情筋の筋膜【SMAS(スマス)】が重力で垂れ下がり余った状態だからです。理論的に、糸やレーザーではこの余った皮膚をなくすことはできません。
たるみ治療に有効なのは、余った皮膚やSMASを切除する『フェイスリフト』です。『フェイスリフト』は日帰り、局所麻酔で行えて、頬・目もと・フェイスライン・首のたるみを一気に引き上げるため、高い満足度が得られます。ただし費用や時間がかかるため、治療を迷う方もいるでしょう。そこで当院では『フェイスリフト』の3分の1の予算でできる『ミニリフト』を考案しました。
『ミニリフト』も『フェイスリフト』同様にSMASをしっかりと引き上げる治療です。このため少ない切開で、フェイスラインから首もとまで最大限の引き上げ効果が期待できます。施術時間は約1時間半、術後はテープで固定して帰宅できます。また内出血や腫れも『フェイスリフト』に比べ少なく、当院で非常に人気の高い施術となっています。

“表情ジワ”と“たるみジワ”、あなたのシワはどちらですか?

同じシワでも、“表情ジワ”と“たるみによってできるシワ”では治療が異なることをご存知でしたか?
眉間や目尻、おでこなどにできる表情ジワは、ヒアルロン酸やボトックス注射がとても有効です。特にヒアルロン酸は注入してすぐに効果が現れるので、患者さまにはとても喜ばれます。しかし深いほうれい線やマリオネットライン(腹話術の人形の顔にあるような深いシワ)など、たるみが原因でできるシワにヒアルロン酸を注入しても、少し浅くなる程度。表情ジワを治療したときのような劇的な改善がみられることはありません。ちなみに、たるみによるシワは手で頬を引き上げた時に浅くなります。これは自分の手でたるみを引き上げて、“シワが浅くなったように見えるだけ”です。
患者さまはシワばかりに注目して「このシワを何とかしてほしい」と相談にいらっしゃいます。でもたるみをともなう深いシワは、まずそのたるみを改善させることが先決。たるみを改善すれば、その結果シワも浅くなります。

肌に“ハリ”を与え “小ジワ”を改善するレーザー治療

紫外線や老化の影響で皮膚は乾燥し、肌のハリがなくなり小ジワが増えてきます。美容医療に携わる医師は、日々患者さまの肌のキメを整え、肌のハリをアップさせる研究を重ねています。今回のお話は、そんな“お肌のハリをよみがえらせる”方法についてです。
「コラーゲンが含まれる皮膚の真皮層に熱エネルギーを加え、真皮を刺激するとコラーゲンがたくさん産生される」。これは古くから知られていて、熱エネルギーを与える道具であるレーザーや光は日々進化し、最近では表皮にダメージを与えず、真皮だけに効率よく熱エネルギーを伝える【1565nmファイバーレーザー】が開発されました。
【1565nmファイバーレーザー】は即効性があり、施術後すぐにお化粧ができる治療(絆創膏なども不要)として注目されています。実際、目尻やほうれい線の浅いシワにレーザーを照射すると、すぐに小ジワが目立たなくなります。ヒアルロン酸など「注射は苦手」という方は、お気軽にご相談ください。

痛みを改善した『麻酔薬入りヒアルロン酸』が登場!

今回は、当院に新しく導入したスイス製の『麻酔薬入りヒアルロン酸』について説明しましょう。ヒアルロン酸は主にシワの改善に用いるもので、コラーゲンに変わって世間に広く認知された安全な注入物です。注入直後から効果を感じられるので、患者さまの満足度が非常に高い施術ですが、一つ難点がありました。それは、注入時に鈍い痛みがあること。痛みの感じ方には個人差があるので「思っていたほどではなかった」という方もいらっしゃれば、「ヒアルロン酸に興味はあるけれど、注射の痛みが不安」と治療をためらわれる方もいました。
そこで「注入時の鈍い痛みを何とか改善したい」と考えて、当院では『麻酔薬入りヒアルロン酸』を取り入れました。以前『ヒアルロン酸注入』の経験がある患者さんに『麻酔薬入りヒアルロン酸』を使っていただいたところ、「前に受けた注射より痛くなかった!」と驚かれます。
ほうれい線や口もとの梅干ジワ、眉間のシワなどにお悩みの方は『麻酔薬入りヒアルロン酸』をぜひお試しください。

“シワ”と“たるみ”は似て非なるもの

長年エイジングケア治療を行っていると「シワが取れれば、たるみも一緒に取れる」と思っている患者さまが意外に多いことに驚かされます。しかし“シワ”と“たるみ”は似て非なるもの、実は治療法も異なるのです。
シワは表情筋の動きによって長年かかってできる“皮膚のみぞ”です。たるみは加齢に伴って皮膚の張りがなくなってできる“皮膚の余り”です。『ヒアルロン酸注入』によって皮膚のみぞを埋めればシワは改善しますが、皮膚の余りまでは改善できません。
口もとからあごに続くシワは、腹話術の人形の顔のよう見えることから“マリオネットライン”と呼ばれますが、これはたるみジワの代表的なもの。『ヒアルロン酸注入』でシワを埋めれば、こうしたシワも多少は浅くなるでしょう。でもたるみという原因にアプローチしていないため、根本的な解決にはなりません。眉間のシワはたるみとは関係ない皮膚のみぞなので、『ヒアルロン酸注入』で改善します。 このように同じシワでも“たるみ”を伴っているかどうかで、選択すべき治療法は異なるのです。

“ほんの少し”のたるみ改善に『ミニリフト』

ヒアルロン酸注入や様々な機器、糸を用いた施術など、“シワ”や“たるみ”を手軽に改善できる治療法が普及しています。これらの人気が高いのは「なるべくなら手術を回避したい」という患者さまの思いがあるからでしょう。
しかし手術以外の方法は、“たるみ”治療に関しては満足度が低いように感じられます。「たるみに関しては手術ほどの効果は得られない」と患者さまも理解し、納得した上で治療を受けられています。でも施術後の感想は「手軽にできる点はいいけれど、たるみ改善に関してはあまり満足できない」、「肌は引きしまったけれど、引き上げ効果は感じられない」などなど。手術ほどの効果はないと説明を受けてわかっていたつもりだけれど、「もしかしたら…」と期待してしまうため、このような言葉がもれるのでしょう。
たるみが気になっている患者さまは、鏡の前で自分の指で耳の下あたりをちょっと引っ張って「ほんの少しだけこうなったらうれしいの」とよく言われます。その「ほんの少し」をかなえる施術が『ミニリフト』です。『フェイスリフト』と比べると手軽に受けられる手術で、切開の傷も短くてすむ『ミニリフト』。切らない施術の効果に限界を感じている方におすすめです。

手術中に自分の目で確認できるから、安心です

私は局所麻酔で行う手術の場合、手術中にできあがり具合を患者さまに確認してもらっています。たとえば『フェイスリフト』や『ミニリフト』など“たるみを改善する手術”は、寝たままではどれだけ引き上がったのかがきちんと確認できません。そのため私はベッドを起こして確認するのですが、その時に患者さまにも一緒に鏡を見てもらうのです。
皮膚がどの程度余っているか、不自然に感じられないかなど、つまり手術後に「どんな仕上がりになるのか」を自分の目で確認できると安心して施術を受けられるでしょう。目や鼻に関しても「こんなはずじゃなかったのに」と後悔しないため、手術の途中で医師と一緒に確認されることをおすすめしています。
“手術中に患者さまに確認してもらうこと”を、私は開院当初から行ってきました。最初は「手術の様子を見るなんてこわい」といっていた方たちも、「途中で確認できたので安心した」「納得して施術を受けられた」などなど、前向きな感想を寄せてくれています。

『フェイスリフト』は“たるみ”が気になり始めた50代から

近年、美容外科で『フェイスリフト』を希望される患者さまの年代が徐々に若くなってきています。最新の美容医療器などメスを使わなくてもリフトアップ効果が得られる施術もありますが、手術との効果の違いは明らかです。しかし「手術となるとちょっと不安。とりあえずレーザーなどで何とかできないか」と、始めは医療機器での施術を選ばれる方も多いのではないでしょうか。
しかしそうした施術を経験した後に、『フェイスリフト』を希望される若い患者さまたちが最近は増えてきています。以前はブルドッグ状になるくらい、ほほのたるみが出てから希望される方が大半でした。でも最近は少したるみが気になり始めた50代くらいの方々が「30代後半から40代前半くらいの自分に戻りたい」とおっしゃるのです。
今まで『フェイスリフト』を受けられる年代で多かった60代から70代のみなさんも施術後に「こんなにたるみがすっきりするのなら、もっと早くやればよかった」と口をそろえておっしゃいます。たるみがひどくなってからではなく、『フェイスリフト』はたるみが気になり始めた50代から。そんな患者さまたちの意識の変化を診察室で感じています。

“シワ”をリセット&老化予防には『ヒアルロン酸注入』を

みずみずしくぷるぷると弾力のある肌を維持するため、ヒアルロン酸は欠かせない物質です。しかし残念ながら、ヒアルロン酸は加齢と共に減少していくもの。ヒアルロン酸が減少すると、肌の“ハリ”や“弾力”がなくなって小ジワが目立ってきます。
「ヒアルロン酸入りの食品や飲料、化粧品で肌の“ハリ”は戻りますか?」「“シワ”は改善できますか?」という質問をよく受けます。化粧品で肌を保湿することは可能ですが、すでにできてしまったシワを改善するのは困難でしょう。 シワを改善するにはシワの“みぞ”を埋める治療が有効です。その方法も、以前はコラーゲンが一般的でしたが、現在はアレルギーの少ない『ヒアルロン酸注入』が主流になっています。個人差はありますが、注入されたヒアルロン酸は平均半年~1年で吸収されます。これは人体にとっては安全な証ですが、「もったいない」と思われる方も少なくありません。
笑ったり、顔をしかめたり、話したりと表情筋を動かすことでシワ(表情ジワ)は生まれます。表情を戻すとシワは消えますが、繰り返し表情を作っているうちにシワは取れにくくなり、どんどん深くなっていきます。『ヒアルロン酸注入』は皮膚の“みぞ”を埋めて”シワ”をリセットするだけでなく、“シワ”をそれ以上深くしない老化予防策としても有効です。

首の縦ジワは治療で改善、横ジワは予防に尽きる

顔だけでなく、首にも加齢とともにシワやたるみが目立ち、気になり始めます。顔はお化粧である程度はごまかせます。でも首のシワをごまかすのはなかなか大変です。タートルネックを着たり、スカーフを首に巻いたりとなどして隠す方法もありますが、シワを隠すために好きな洋服を着られないのはちょっと残念ですね。特に趣味で社交ダンスやフラダンスをされている方などにとって、首のシワは大きな悩み。「首元の開いたドレスを素敵に着こなしたいから」と多くの方が相談にいらっしゃいます。 一般的に“縦にできるシワやたるみ”は『ネックリフト』といった外科的処置でかなり改善できます。しかし“横にできるシワ”は、外科的処置でもなかなか改善しにくいでしょう。『ヒアルロン酸注入』という方法もありますが、顔のシワほどの劇的な効果は期待できません。
首の横ジワは予防が一番。高い枕の使用をひかえる、常に保湿クリームを塗るなど、横ジワを作りにくい工夫を心がけましょう。

ほうれい線は『ヒアルロン酸注入』で早めにケア

今回は美容相談では常にトップ3に入る“ほうれい線”についてお話しします。ほうれい線は年代に関わらず現れますが、“笑う“、“話す”、“食べる”などで繰り返し口の周りを動かすこと、加齢などによって、より深く目立つようになってきます。
特に笑っていなくてもシワが残るようなら、ほうれい線が深くなってきた証拠。この段階で『ヒアルロン酸注入』という治療を検討するとよいでしょう。ヒアルロン酸をほうれい線の皮内や皮下に注入してシワのみぞを埋めると、シワが目立たなくなるだけでなく、それ以上深くならないように予防することもできます。ヒアルロン酸は注入した直後から効果が実感できるため、速効性を求める場合にも適した治療法です。 ヒアルロン酸は注入後、約半年間かけてゆっくりと吸収されていきます。そのため患者さんからは「半年しかもたないの?」と聞かれることもよくあります。しかし注入時に針を刺すことで創傷(そうしょう)治癒(ちゆ)(体に備わっている傷を治そうとする力)が働き、コラーゲンが産生されヒアルロン酸に置き換わるため、実際は半年以上効果が持続したように感じるでしょう。

表情ジワは浅いうちに『ボトックス』で予防

表情筋が繰り返し収縮することによって、人はさまざまな表情を作れるのですが、同時にシワも刻まれていきます。表情筋が収縮する回数や加齢によってシワは少しずつ深くなります。そんな表情ジワの改善に有効なのが『ボトックス注射』です。 ボトックスとはボツリヌス菌が作り出す毒素を人体に安全な状態まで大幅に弱めた薬です。筋肉の収縮を抑える働きがあり、日本では保険適応で顔面(がんめん)痙攣(けいれん)などに古くから使用されていて安全性も確立されています。
美容医療では表情筋の働きを弱め、シワをできにくくするためにボトックスを使います。たとえば眉間を寄せるクセのある人は眉間にシワができやすく、またよく笑う人は目尻にシワができます。これらのシワを予防するため、眉間や目尻に『ボトックス注射』をするのです。表情ジワは“深くなってから治療する”ではなく、“深くなる前に予防する”ことが大切です。

シミのコラム

シミ・美肌治療って何回やればいいの?

当院ではシミ・美肌治療を、IPLとよばれる特殊な光を照射する温熱治療器で行っています。すぐにお化粧ができるので大変好評です。患者様からこの温熱治療器について「何回必要ですか?」、「次はいつやればいいですか?」という質問を受けます。私は「自分の好きな回数・タイミングでいいですよ」とお答えします。何故かといえば、温熱治療器はシミやくすみを取り除くだけでなく、毛穴の改善やコラーゲン産生に役立ち、老化を予防する効果の高い治療で、その方の目的によっても回数、タイミングはそれぞれだからです。当院では10年の統計をみると、「定期的に3~6か月に1回施術される方」や、「お肌が気になる時に受けるにくる方」が多いです。お肌は一生付き合っていく大切な宝物です。どんなに気を付けていてもやっぱりお肌は傷みます。たまには温熱治療器の力を借りてお肌のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。
※施術後は4週間空ければいつでもできます。

フォトフェイシャルm22(温熱治療器)のダウンタイムって?

『ダウンタイム』という言葉をご存知でしょうか?ダウンタイムはもともと『日常生活が普通におくれるようになるまでの期間』を意味し、手術などの回復期間をあらわします。しかし美容医療でつかわれるダウンタイムは、『普通にお化粧ができるようになるまでの期間』をあらわします。ではフォトフェイシャルm22(温熱治療器)のダウンタイムはどの程度でしょうか?この理屈から言うとフォトフェイシャルm22(温熱治療器)はレーザーと異なり、治療後に絆創膏を貼る必要がなく当日からお化粧が出来るので、ダウンタイムはほとんどありません。しかし、治療直後からシミの部分が黒くなり薄いカサブタに変化します。この上からお化粧して隠すことも出来ますが、カサブタが取れるまでに1週間前後かかるため、お化粧ができるとはいえ正確なダウンタイムは1週間前後といったほうが正しいかもしれません。そのためダウンタイムを計算して予定を立て治療をお受けになることをオススメします。

「シミ」と似ているようで全く違う! 「肝斑」の診断と治療

シミの治療を長年行っていると、「肝斑だと思って、市販の肝斑に効くお薬をのんでいます」と意外にもたくさんの患者様がおっしゃいます。しかし、その半数以上は誤った自己診断をされています。実は肝斑は専門医ですら診断が難しい場合もあるのです。肝斑は『炎症性のシミ』で妊娠などがきっかけに、女性ホルモンのバランスの変化、強い日焼け、ストレスなどが原因で生じ、両頬、鼻と上唇の間にでてきます。日焼けはもちろんのこと、お化粧で隠そうとスポンジなどで強くこすってしまうだけで悪化します。また肝斑を普通のシミと判断し安易にレーザー治療を行うと悪化します。肝斑の治療は内服治療が基本で、しかも治るまでに数ヶ月から数年かかる場合もあります。シミと肝斑が混在している場合もまずは肝斑の基本治療である内服を数ヶ月行ってから再度診断し、シミの治療へと移行していきます。決して自己診断せずにまずは専門医の診断を仰ぎましょう。

手の甲のシミは顔のシミより嫌だわ

顔はお化粧するからシミを何とか隠せるけど、手の甲は隠せない」「人前で手を出す時にとっても気をつかう」そんな思いからか、手の甲のシミ治療を希望される方はとても多いです。実は「手のシミは顔のシミより取れにくい」と言われています。意外かもしれませんが、治療をすすめない皮膚科の先生もいます。取れにくい原因は色々とありますが、やはり日焼けが一番の原因です。顔には日焼け止めをぬるけど、手にはぬらない方が多いのです。「日焼けは2分でする」と言われます。日焼け止めをぬらないまま洗濯物を干したりお庭の草むしりを行うことでシミが深くなり取れにくくなります。当院では手の甲のシミをフォトフェイシャルm22(温熱治療器)やレーザーを用いて積極的に治療しています。でも治療の前に一言!手の甲のシミでお悩みの方はまずご自身がしっかり日焼けを予防しているか再確認してみましょう。出来てなければ今からでも始めてみて下さい。

シミ取りは夏でも大丈夫なの?

シミ取りはいつの時期が最適なのでしょうか、冬が最もよいのでしょうか?それとも春先や秋がよいのでしょうか?流石に夏は?この時期になると、患者様から「シミを取りたいけど、夏は控えたほうがいいの?」という質問をよく受けます。実はシミ取りに最適な季節などはありません。紫外線は5月が最も多いこと、冬や曇りでも紫外線が降り注いでいることなど考えると、適切な時期とは『患者様自身がシミを取りたいと思った時期』なんです。
そして、その後に紫外線予防をしっかり行うことが重要です。また夏にシミ治療や美肌治療を行った場合は、患者様は特に紫外線に対して気を付けるようになるので、その年の秋や冬にメラニンの産生が抑えられ、また肌の状態も乾燥などが抑えられメリットも多々あります。放っておくとシミは深くなり取りづらくなることがあります。紫外線は常に降り注ぎ、2分で日焼けします。シミを取りたいと思った時が取るタイミングかもしれません。

シミ美肌治療、夏の時期は避けたほうがいいの?

8月に入ると夏本番ですね。この時期になると必ずシミ・美肌治療は「夏が終わってからの方がいいですか?」と聞かれます。どうせ日焼けをするから、という理由のようです。では夏に日焼けをしてシミや乾燥肌になってから秋冬に治療をしてまた翌年は夏に…と繰り返すのでしょうか。まず日焼けをするからではなく、また治療するしないに関わらず日焼けをしないようにしっかり予防をすることが美肌への基本です。肌は、一ヶ月後、二ヶ月後…と月単位で変化していくので、夏の紫外線の強いときこそ秋冬にむけてしっかり予防ケアが必要となります。特に光治療はシミだけでなく美肌の治療もおこなえるので、秋冬の美肌へ向けての肌準備にはおすすめです。1年を通して肌を大切にしたいなら、治療の時期はあまり関係ないのです。

新しい肌再生医療

肌を若々しく保つために、ヒアルロン酸やコラーゲンを含んだ化粧品を塗っても、実際には皮膚の深部にまで浸透はできません。また皮膚が『再生』されるわけでもありません。皮膚に何らかの刺激を加えないと、『浸透』や『再生』は起こらないのです。擦り傷などの刺激がおきたとき、毛孔から新しい皮膚が再生されるのですが、この現象を応用したのが肌再生療法です。『アブレイティブ・フラクショナルニードル(ダーマペン)』という器具を使い、人工的に毛孔よりも小さな無数の穴を開け、 同時に肌細胞成長因子やヒアルロン酸を肌の奥に直接注入し皮膚を再生させる新しい発想の治療です。麻酔クリームを塗りますので施術中の痛みはなく安心です。針穴は数分から数時間で塞がり、その過程で、肌細胞の修復が起こり、肌細胞やコラーゲンなどが増殖します。肌本来の再生能力を引き出し、ツヤと弾力のある滑らかな肌を再生させます。

知っていましたか?レーザー治療と温熱治療の違い

現在、シミを取る治療には「レーザー治療」と「フォトフェイシャルm22(温熱治療器)」がありますが、その違いをご存知ですか? まず「レーザー治療」はシミ自体を分解する強い治療でシミが皮膚の浅いところでも深いところでも関係なく1~2回で取り除いてくれます。強い治療のため治療後は一定期間バンソウ膏を貼る必要があります。 一方で「フォトフェイシャルm22(温熱治療器)」は皮膚のターンオーバーを正常化し皮膚の浅いところのシミから取り除いてくれます。そのため浅いシミは1回でとれ、深いシミは複数回かかります。また、ターンオーバーを正常化することで、美肌を促進し肌改善につながる、レーザーに比べてマイルドな治療といってよいでしょう。そのため施術後はお化粧して帰れるのが特徴です。どちらを選択されるかは患者様の自由ですが、「シミがたくさんあって美肌も!」と考えられているのであれば「フォトフェイシャルm22(温熱治療器)」でしょう。また「このシミだけは深そうなのでどうにかして取りたい!」のであれば「レーザー治療」という選択肢が考えられます。

シミは取ったら終わりではない?~美肌は一日にしてならず~

フォトフェイシャルm22(温熱治療器)や各種レーザー治療などで、長年の悩みだったシミが取れると患者様はとても喜ばれます。しかし気になることもあります。それは『同じところにはシミが出来ない』と思われている方が意外に多いことです。シミは取れば終わりではありません。治療後に紫外線予防を行わずに生活すれば、メラニンが産生・放出されます。過剰に放出されたメラニンはシミの原因になります。つまりシミの再発を予防するには「極力紫外線を浴びない」ことが一番です。そこで取り組んでほしいことは、紫外線予防をルーチン化することです。日焼けは2分でおこることを念頭におき、『洗濯物を干す前に日焼け止めをぬる』、『曇りの日でもぬる』、『日焼け止めを持ち歩く』ことから始めましょう。美肌は一日にして成らず。

受けてもいいの?日焼け後のシミ治療

「数日前に日焼けしましたが、シミ治療を行ってもよいですか?」という質問があります。その方は少し顔が赤い状態でした。このような場合はお断りします。理由は日焼けした肌は炎症状態になります。一方で光やレーザー治療も炎症を起こしてシミを改善することから、日焼けによる炎症と、治療による炎症が重なり悪化するからです。これは肝斑にも言えます。肝斑は炎症性のシミのため、光やレーザー治療をいきなり行えば悪化します。日焼けした場合は、治療までの期間を2〜4週間はあける。また肝斑は抗炎症剤を内服してから数カ月あけるほうがよいでしょう。日焼けなど炎症を起こすことは肌にとってはよくありません。日焼けした場合は少し時間をおいてから治療を受けましょう。

加齢による皮膚の老化 若さを保つための習慣

皆様は肌に気を遣っていますか?『シミ・しわ・たるみ』がある人とない人を比べるとシミがない人のほうが若く見えます。当院では、シミが少ないことは若く見える一つの重要な要素だと考え、日焼け予防の指導を徹底しています。肌を綺麗に保つもう一つの要素は、肌を『擦らない』ことです。肌を擦ると軽い炎症が起きます。それを毎日繰り返せば肌のバリア機能が壊れ、色素沈着を引き起こし、炎症性のシミである肝斑(かんぱん)も悪化します。さらに保湿力が下がり肌の水分も失われていきます。コットンなどで肌を擦ることは極力避けましょう。最後の要素は『保湿』です。皮膚が乾燥すると様々なダメージを受けやすくなるため毎日の保湿ケアが大切です。化粧水や美容液で水分補給、乳液で維持、クリームで水分蒸散の防止をして下さい。肌の管理を適切に行えば肌は綺麗になり若く見えます。とても簡単な事ですが、意外に実践されていません。以上はセルフで簡単にできますので習慣化しましょう。

黒子・イボのコラム

レーザーで黒子を取れば傷跡になりませんか?

黒子治療には、黒子の大きさ・深さによって①炭酸ガスレーザー、②電気焼灼(しょうしゃく)、③切除術があり、どの方法を選択するかは医師により異なります。一般的に黒子の直径が小さく、深さが浅ければ炭酸ガスレーザー、直径が大きく、深さが深ければ切除術を適応します。電気焼灼は電気メスで黒子を焼き切るため、黒子以外の周辺正常組織にダメージを及ぼすので、最近ではあまり行われなくなりました。一方で“レーザー治療では傷が残らない”と考えている方が意外に多いですが、実はレーザー治療でも、部位あるいは照射深度を誤れば傷跡として残ります。部位では頬や鼻など毛穴が目立つ場所、また黒子が皮膚の深い部分まで存在する場合に、一度に取りきろうとすれば高い確率で凹んだ傷跡になります。部位を把握し、また黒子が深い部分まで存在すると判断したら、凹みや再発の可能性を説明し、複数回に分けて治療するなどして凹むリスクを回避します。

顔・首にあるたくさんのイボ

顔や首にイボがたくさんあると老けてみられることが多く、特に首イボは首もとをスカーフで隠したり、あるいは隠すような服を選択しがちになります。ダンスなどされる方は、「首もとの開いたドレスを着れたらいいのに」と悩みの種になってはいませんか? イボはアクロコルドンとも呼ばれ、遺伝と関係があり、同じ年齢でも出来やすい人と出来にくい人がいます。よくイボに対して、「塗り薬」や「漢方薬」が良く効くと思われている患者様もたくさんいます。しかし、予防にはなるかもしれませんが、すでに出来てしまったイボは取れません。当院では炭酸ガスレーザーを用いて、首も顔も範囲ごとに個数を問わず一度に治療できます。麻酔クリームを塗って行いますので痛みはほとんどありません。治療後、数週間から数ヶ月は少し赤みが出る場合もありますが、徐々に改善して最終的に肌色になります。また当日から入浴が出来るなど特に日常生活に差し支えはありませんが、日焼け予防は必須です。

黒子は1回の治療で取れますか?

黒子除去希望の患者様から「黒子は1回の治療で取れますか?」と質問されます。私は「手術は1回で取れますが、レーザー治療の場合は複数回かかるものもあります」と答えます。それは黒子が存在する深さと治癒過程に関係があります。手術の場合は、黒子が皮膚の深い部分にまで達していても全て切除するため、1回で取れます。切除した部分は丸い皮膚欠損が生じ、その欠損を縫合することで一本の傷跡となります。つまり丸い黒子を一本の線にかえて目立たなくするわけです。一方で皮膚の深い部分にまで達する黒子を全て除去しようとして、炭酸ガスレーザーで深くまで削れば、丸く深い穴だけが残り上皮化するまで治癒は遅れます。そして数ヶ月後には凹んだ丸い傷跡になり、かえって目立ってしまいます。このような場合は、黒子を一回で取るようなレーザー照射はせず、複数回に分けて行うほうが安全で最終的に綺麗に取れます。

痩身のコラム

ミニ脂肪吸引と術後ケア

痩身の相談でクリニックを訪れる患者さんは、いくら運動やダイエットをしても痩せない部分があると言われます。お話を聞くと食事は適量で、適度な運動も行い痩せる努力を怠っているわけではありません。このような場合、美容外科では『脂肪吸引』を行います。脂肪吸引は、脂肪を細かく砕き吸引して物理的に脂肪細胞の量を減らす治療です。一度吸引した脂肪細胞が増えることはありませんが、残った脂肪細胞が大きくなることがあります。例えば100ある脂肪細胞を30吸引し、70残っても、残った70の脂肪細胞の一つ一つが大きくなればリバウンドします。そのため脂肪吸引後は暴飲暴食を避け、吸引した部分の圧迫が必要になります。圧迫することで吸引された部分のデッドスペースが埋まり引き締まります。
当院では患者さん負担が少なくなるように、局所麻酔で手のひらサイズの範囲を吸引するミニ脂肪吸引を行っています。範囲が狭く部分やせに適した治療です。

脂肪吸引

ミニ脂肪吸引で『部分やせ』

色々ダイエットしたけど努力で痩せられない箇所ってありますよね。でも『美容外科に行って脂肪吸引するには全身麻酔だし怖くて躊躇してしまう。しかも痩せたい部分は少しの部分だけなので大がかりな手術は避けたい』。美容外科診療を長年行っているとそんな意見をよく聞きます。そこで当院ではそのような患者さんの要望を聞き『ミニ脂肪吸引』を行っています。患者さんが希望する『少しの部分やせ』を日帰り局所麻酔で行うのです。ミニなので術後の痛みも従来の脂肪吸引よりグッと減り患者さんから好評です。手のひらサイズなので二の腕や膝上、内ももなど「あと少し!」、「ちょっとだけ!」などちょっとの部分やせに対応が可能になりました。施術は形成外科専門医が行っています。部分やせでお悩みの方、気軽にお問い合わせ下さい。

超音波を用いた手術ではない痩身治療

美容外科で行う痩身治療といえば脂肪吸引が有名ですが、大がかりな手術に抵抗がある患者様も多いです。当院では自分で努力したけど痩せることができなかった方を対象に、超音波を用いた非手術による痩身治療も行っています。超音波による痩身は、超音波によって脂肪細胞の膜を選択的に壊し、脂肪細胞の数を減らし部分やせを促します。脂肪細胞の膜が壊されるイメージは、テノール歌手が『声でワイングラスを割る』共鳴作用と同じと思えばわかりやすいと思います。壊された脂肪細胞は時間をかけてリンパ管を通して体外に排出されます。手術による脂肪吸引は脂肪を直接吸引するため1回の治療で目に見えて効果がわかりますが、超音波は手術ではないため複数回の照射が必要になります。しかし超音波は脂肪細胞だけに作用するため、血管や神経など他の組織にダメージを与えない特長があります。そのため出血や痛み、ダウンタイムも無く手術よりハードルの低い治療になります。

その他のコラム

『恥ずかしくて…私の年齢でも治療してもいいかしら? 』

当院では幅広い年齢の方にしみ・しわ・たるみなどエイジングケア治療を行っています。時々「恥ずかしいのですが、私の年齢でも治療してもいいかしら?」と電話やカウンセリングの時にお尋ねになる患者様がいらっしゃいます。そうお尋ねになる方は70代の患者様に多いように思います。私が今までに美容治療を行った最高齢は80代の患者様でした。その患者様は『少し若返るために、美容医療の手をかりるのよ』と話されます。この『少し』がポイントです。私はよく患者様に「マイナス5歳を目指しましょう」と伝えます。これが一番自然に若返る年齢差だと考えています。美容医療で少しお手伝いをさせていただき、あとはご自身の前向きな気持ちでどんどん若返ってみえていきます。年齢は気にされることなく、お気軽にご相談下さい。

【痛みについて】痛いから効果がある?!

「綺麗になるにはやっぱり痛いのね」とおっしゃる患者さんがいます。また「エステは痛くないし気持ちはいいけど、シミやしわ・たるみはとるにはどうなのかしら?」とも。たしかにエステはリラックスも兼ねていますから気持ちもよくないといけません。しかし、効果を一番にとなるとやはり多少の痛みを伴うことはさけられません。基本的に麻酔せずに行うレーザー治療、ヒアルロン酸注射は、やはりある程度は我慢できる範囲の痛みを伴いますが、その分効果も期待できます。当院でフォトフェイシャル治療などを行った患者さんからは、「先生のところはどこよりも痛い気がするけど、効果はとても実感できるのよね!」と言っていただきます。私も患者さんに痛みを与えるのは気が引けますが、効果を実感して頂いた時はホッとします。綺麗になるには多少の痛みが伴うのは致し方ないことなのかもしれません。
※痛みの程度には、個人差があります。ただし麻酔なしの治療は我慢できる範囲ですのでご安心くださいね。

美容外科医は術前・術後の心のケアも大切です

美容外科診療では、術前後の患者様の心のケアがとても大切です。特に術後はどの患者様もダウンタイムといって、お化粧が出来て日常生活が普通におくれるようになるまでの期間があります。  例えばシミの治療でフォトフェイシャルを行った後に、「カサブタが取れるまでの期間」や、レーザー治療後の「テープが外れるまでの期間」です。また、手術後の腫れや内出血に対し、「この腫れはいつまでにおさまるのだろうか?」、「内出血はいつまでに引くのだろうか?」などとても不安になります。そのため当たり前のことですが、患者様自身が少しでも不安になれば、すぐに電話や、来院をして頂き、施術後の経過の検診とともに精神的負担の軽減に取り組んでいます。
美容医療を行う上で施術前の説明ももちろんですが、術後の不安を出来るだけ軽減できるように努めることもとても大切なことだと思います。

女性の薄毛に内服薬!?

最近、薄毛で悩む女性が多くなってきています。髪の量は同じでも1本1本が細く痩せてくるため地肌が目立ちます。また、細く弾力のなくなった髪はボリュームも少なく老けた印象に…。育毛トニックなどを頭皮に直接塗り、マッサージをして血行を促進させる方法などを試した経験をお持ちの方も多いでしょう。しかし、髪の成長にはパントテン酸やケラチンといった栄養素が不可欠です。女性の薄毛は男性型(AGA)とは原因が違うので、このような栄養素を補給し髪の栄養不足を改善するだけでも非常に有効な治療法となります。 薄毛・抜け毛を改善し、発毛を促すこれらの栄養成分を処方した内服薬『経口ビタミン調整剤(パントガール)』は、髪を美しく健康に保ちエイジングケア効果が期待できます。また、ネイルなどでもろくなった爪にも有効です。
※最低3ヶ月の服用が推奨されています。薄毛・抜け毛でお悩みの方、どうぞ気軽にお問い合わせください。

身体醜形障害を知っていますか?Vol1

美容外科を訪れる患者様の中には、身体醜形障害による強迫症状や過去の整形に対するトラウマなどによって、心が傷ついている方がいらっしゃいます。特に身体醜形障害の人の気質は、頑固な性格で負けず嫌い、そして強いこだわりがあります。また、容姿端麗の方や非常に優秀な人が多いことも特徴です。他の人なら気にならないような数ミリのニキビの跡や黒子除去後の数ミリの陥凹を気にするあまり、毎日鏡をみる、何度もネット検索をする、そして複数の病院・医師を訪ねるようになり、最終的には引きこもってしまうのです。身体醜形障害の患者様には、美容整形を行う云々より、まずその患者様の精神面をケアする必要があると考えています。
最近この身体醜形障害に悩む、あるいは気がついていない患者様が増えています。そこで、次号では、私がどのように身体醜形障害の患者様と向き合っているか、その事例と共に紹介します。

身体醜形障害を知っていますか?Vol2

私は『身体醜形障害』について形成外科、美容外科、皮膚科の学会で発表を行い、論文も書いていますが、日本ではまだまだ認知されていない印象を受けました。身体醜形障害はその診断が大切で、患者様と真摯に向かい合い見極めないといけません。決して安易に治療してはいけないと考えています。
例えば、鼻の整形を繰り返す患者さんがいるとします。専門の立場からみると綺麗な鼻の時期はあるはずなのですが、『まだ綺麗になるのでは?もっと綺麗になりたい!』とその後も整形を繰り返すので、最終的に鼻の形態は崩れるのです。美容整形は自己満足がゴールですが、自分自身を客観的に評価できなくなるとどんどんエスカレートし、結局ゴールがなくなり整形を繰り返してしまうのです。大切な身体ですから、少しでも「私もそうかも…」と思われるならまずはご相談下さい。