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異物除去(他院で注入、または挿入した異物の除去)

施術カテゴリー

症例写真

施術名上眼瞼に脂肪を移植され、腫れぼったい目になった症例

施術前 施術後

Before

After (3週間後)

症例解説

移植された脂肪を除去したことで、開瞼時に腫れぼったかった目の上がスッキリした印象になりました。

◆リスク・副作用・合併症
内出血、腫脹、感染、除去部位の凹凸変形、異物の残存、傷が開く、糸が出てくる(埋没縫合した糸が出てくることがある)、縫合糸膿瘍、テープ(傷の安静をはかるために固定する)かぶれ、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。

※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。

料金

注入物(成長因子・脂肪・アクアミド等)除去 ¥220,000~¥440,000(注入された量や箇所など治療内容により異なります)+他院修正(難易度によりますが別途修正料金がかかります)。
鼻の異物除去
PCL素材除去 オステオポール(オステオポア)、PCL糸、PCLプレート、ミスコ等 糸¥198,000 +他院修正(PCL素材の量、本数、範囲、再建術が必要かどうかにより金額が決定します)
オステオポール¥220,000
プレート¥330,000
初回カウンセリング(他院相談料) 紹介状なし ¥5,500
紹介状あり ¥3,300
他院検診(以前に他院で手術された方で、その後当院での検診を行う場合) 紹介状なし ¥5,500
紹介状あり ¥3,300

異物除去(他院で注入、または挿入した異物除去)の概要

異物除去の問い合わせは非常に多いのですが、注入、または挿入される異物についてよく調べないままに施術を受けている場合がほとんどです。異物は簡単に取り出せるものから、取り出しが困難なものまで多種多様です。当院では安全に除去ができるように、手術前にMRI検査をお勧めしています。その理由は、注入、または挿入された異物がどの位置にあるか、周囲の組織とどういう位置関係にあるかなど、本人だけでなく術者(医師)も事前に確認しておく必要があると考えるからです。

適応

  • ・アクアミドや液状シリコン、パラフィン、オルガノーゲンなど非吸収性異物の除去
  • ・多血小板血漿(PRP)や線維芽細胞増殖因子(FGF)注入後にふくらんできた異物の除去
  • ・PCL素材:オステオポール(オステオポア)、PCL糸、PCLプレート、ミスコなどの除去

注意喚起

最近は特に「自分の血液を遠心分離器にかけて取り出した多血小板血漿(PRP)を、ほうれい線や目の下に注入する症例」や、「線維芽細胞増殖因子(FGF)を自分の脂肪に混ぜて、目元や豊胸目的で胸に注入する症例」が増えています。
PRPもFGFもヒアルロン酸のように注入直後から効果が現れるわけではなく、時間の経過とともにコラーゲンが増生し、盛り上がっていきます。そのため効果の予測がつきにくく、ふくらみすぎる可能性があります。
実際に「数年経ってから目の下がふくらんできた」、「頬がふくらんできた」などの報告があり、当院でも「他院で数年前に注入されたが、ここ数カ月でふくらんできた」症例の除去手術を行っています。まだまだ歴史が浅い治療ですし、前記の事柄から当院ではPRPやFGF治療に対して懐疑的な見方をしており、治療自体も行っておりません。

アクアミド除去の方法

注入後すぐ ~肉芽腫が形成されていない場合~

アクアミド(ポリアクリルマイド ハイドロジェル:Polyacrylmaide Hydrogel ; PAG)は注入直後、あるいは注入後数日~数カ月であれば、注入部位を切開する必要はありますが、比較的、愛護的に綿棒などでぬぐい取ることができます。しかしこの時期を逃すとアクアミドは肉芽腫に変化し、肉芽腫は異物肉芽腫となり、除去が困難になります。 下の写真では、下まぶたにアクアミドを注入されて数週間経過していました。術前にMRI撮影で眼輪筋内に存在することを確認していましたので、下眼瞼切開からアプローチしたところ、やはり眼輪筋自体が少しふくらんでいました。このような状態で無理に筋組織ごと取り除けば、下まぶたの形態が崩れかねません。そこで滅菌した清潔な綿棒を使ってぬぐい取ることで、少ないダメージで取り除けました。
※アクアミドは注射器で吸引することはできず、ヒアルロン酸のような分解酵素もありません。

※当院ではぬぐい取った異物を細胞診検査に提出します。

アクアミドを注入された症例

ジェル状の異物のため眼輪筋に浮腫を認める

アクアミドを注入された症例

ジェル状の異物は組織を傷つけないように綿棒で愛護的に除去する

注入後数年経過 ~すでに肉芽腫が形成されている場合~

アクアミド(PAG)は注入後数年を経過すると、高い確率で注入部位、あるいはその周辺組織と炎症反応を起こし異物肉芽腫に変化していきます。異物肉芽腫になると除去が困難になります。
下の画像の症例は、下眼瞼にアクアミドを注入され数年が経過していました。術前に撮影したMRIでは、組織内に浸潤(入り込んでいる状態)していて個体を形成しているような所見でした。そこで下眼瞼切開からアプローチしたところ、眼輪筋内に肉芽が形成されていましたが、眼輪筋と異物を慎重に分けながら何とか取り除くことができました。異物は病理組織検査に提出します。

目の下を切開し、異物肉芽腫を摘出する図

右した眼瞼の構造イメージ

※ヒアルロン酸のように体内に吸収されるものは問題ありませんが、「できるだけ長く、できれば半永久的にもてばいい」、「はやく吸収されるものはもったいない」という考えでアクアミドのような非吸収性注入物を安易に注入するのは避けましょう。体内に長く残るということは、体にとって異物と認識されるということです。異物肉芽腫に変化すれば切除するしかありませんので、ご注意ください。

よくある質問

CTの情報を、CDやDVDのまま持ち込んでもいいですか?

印刷した形でお持ちください。

CDやDVDは保存形式などにより、確認できない場合があります。情報は紙に印刷して、ご持参ください。

口元や目の下に注入したアクアミドは口の中や目の裏側から除去できますか?

口の中や目の裏側からの除去は危険です

通常は皮膚表面から注入されているため、その反対側からの除去は不可能です。
たとえばほうれい線を例にご説明しましょう。ほうれい線の位置にある構造物は上から表皮、真皮、脂肪、筋肉、口の中という順番になり、深いところにいけばいくほど重要な血管や神経があります。そしてアクアミドは真皮、一部は皮下脂肪組織内に注入されるため、口の中からアプローチしようとすると筋肉や重要な血管、神経を損傷する危険性があります。また視野も狭くなるため、除去はより困難になります。

アクアミドの完全除去はできますか?

注入後時間が経つと完全除去は困難です

注入してすぐであれば、可能な場合が多いでしょう。しかし数カ月、数年経つと完全除去は困難になります。組織内に浸潤(入り込んでいくこと)し、肉芽組織に変化してしまうからです。

ドクターメモ

ヒアルロン酸について

ヒアルロン酸は半年から一年で吸収されます。コラーゲンと違いアレルギー反応を起こすこともまれであり、安全性も確認されている非常に使いやすい注入物です。しかし製品によって体内での持続期間が異なり、やわらかいものは短く、よりかたい(粘稠)ものは長く残る傾向にあります。
しかしヒアルロン酸を一度にたくさん注入すると、やわらかいものでも長く体内に残ってしまいます。隆鼻や目袋形成の場合、注入する量が増えますので鼻であれば太く、目袋であれば不自然な形態になります。 通常注入したヒアルロン酸は、周辺の組織と接触している部分から吸収されていきます。しかし量が増えると、注入されたヒアルロン酸が塊を形成するので、周辺だけが吸収され中心部は残ってしまうのです。

ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)

ヒアルロン酸の注入量が多く、また注入部位が不自然な形態をしている場合は、ヒアルロニダーゼと呼ばれるヒアルロン酸分解酵素を注射します。この注射によって、ヒアルロン酸はより早く吸収されます。ヒアルロン酸が分解・吸収される時間は注入された量によって異なり、約3~7日かかると言われています。またヒアルロニダーゼはアレルギーを起こすことがありますので、注入後に注入部位、あるいはその周辺をよく観察する必要があります。

アクアミド(ポリアクリルマイド)

アクアミド(ポリアクリルマイド ハイドロジェル:Polyacrylmaide Hydrogel;PAG)とは4.0%のポリアクリルマイドと、水96.0%の水で構成された非吸収性の注入剤です。「半永久的に効果が持続する」、「安全性が高い」などと宣伝され、いまだに多くのクリニックや医師が使用していますが、実は高いリスクを伴います。
長期間体内に存在するための弊害はいろいろと報告されていますが、その代表的なものが「異物肉芽腫」と呼ばれる腫瘍を形成することです。注入されたアクアミドは周辺組織(脂肪や筋肉)の中に浸潤(入り込んでいくこと)するため、完全除去は困難です。しかも注射器で吸い取ることは不可能で、切開して取り除くしかありません。放置して長期間アクアミドがその場所にとどまると、周辺組織と異物反応を起こして慢性的な炎症が生じて、結果的に肉芽腫を形成することが知られています。
※当院での取り扱いはありません。

レディエッセ(ハイドロキシアパタイト)

レディエッセはヒアルロン酸と同じような注入剤ですが、骨の成分であるハイドロキシアパタイトが含まれていて粒子が粗く、吸収するまでに約2年を要します。ヒアルロン酸のように分解させる酵素がなく、形態が不自然であるとき、凹凸の変形が生じたときになかなか元に戻せません。
※当院での取り扱いはありません。

ヒトアジュバント病

ヒトアジュバント病はシリコンおよびパラフィンなど注入し、豊胸術や隆鼻術などを行った症例が、注入後数十年を経過し、膠原病もしくは膠原病症状を呈するものと定義されていました。しかし順天堂大学膠原病内科の全峰医師らの報告では、『発症までの期間が長いことや、注入された異物によって免疫応答が誘導することは証明されていない』ことから、『ヒトアジュバント病と美容形成術との関連は明らかでない』とされています。また現在は液状シリコンやパラフィンは使用されていないことから、今後新たにヒトアジュバント病が発症することは考えにくいと思われます。

鼻の異物除去(PCL素材)について

最近はオステオポール挿入後のトラブル症例が多数散見されています。オステオポールはオステオポアとも呼ばれ、近年、美容外科クリニックで鼻尖形成(団子鼻の改善や、鼻尖部に高さをだす目的)の際に用いられ、自家組織移植(耳介軟骨移植)の代わりとして普及しつつあります。
オステオポール(オステオポア)は、PCL(ポリカプロラクトン)と呼ばれる吸収性の素材でできています。PCLは吸収糸としてアメリカのFDA(※)で認可されていますが、オステオポール、PCL糸、PCLプレートなど鼻用PCLは、プロテーゼと比べるとまだまだ臨床使用例が少ない新しい治療です。

(※)アメリカ食品医薬品局: アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関

オステオポール(オステオポア) オステオポール(オステオポア)の除去 オステオポール(オステオポア)の除去

オステオポール(オステオポア)

鼻翼軟骨がクレーター状に変形・損傷

除去されたオステオポール

PCLの除去 除去されたPCL糸 除去されたPCL糸

PCL糸の除去

左の症例から除去されたPCL糸

除去されたPCL糸(別症例)

オステオポール(オステオポア)は数年かけて自分の組織と置き換わると言われていますが、置き換わるということは、瘢痕化が予想されるため、『鼻の形が変形しないか』など、長期的に経過を観察する必要があります。そして、私がもう一つ危惧するのは、オステオポール(オステオポア)の かたさによる短期的な皮膚や軟骨への影響です。
オステオポール(オステオポア)はプロテーゼや耳介軟骨よりも非常にかたい素材です。
そのため、オステオポール(オステオポア)が数年かけて吸収される前に、皮膚や軟骨に過剰な圧迫が加わって皮膚が血流障害(壊死)を起こす可能性、鼻翼軟骨を変形させる可能性があります(※皮膚が薄いと皮膚方向、皮膚が厚いと軟骨方向へと持続的な圧がかかります)。 もしこれらPCL素材のものが普及するのであれば、皮膚の厚さなどその適応を見極める必要があります。PCL素材を使用した鼻の形成を行うのであれば、そのリスクをよく知り、担当医に確認をとるなどして、安易に行うことがないようにしましょう。

リスク・副作用・合併症

内出血、腫脹、感染、壊死、除去部の陥凹・隆起などの形態異常、感覚鈍麻、神経麻痺、取り残し、再発、傷の哆開(しかい;傷が開く)、 瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、 瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、 ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、 テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。

メール相談について

メールでお問い合わせをされる方へ、院長からのお願い

「過去に他院でアクアミドを注入しましたが、除去はできますか? 傷は残らずきれいになりますか?」。これは異物除去希望の患者様からいただくメールによく書かれている文章です。しかし情報が少なすぎるとお返事がむずかしいので、お問い合わせの際には「注入、または挿入された時期」「注入または挿入された異物の種類」「経過」などとともに、写真(*)を添付していただけると、ある程度までは回答できます。
ただ詳細に現在の状態を記入していただいても、周辺組織の動きによって異物を注入・挿入された部位がどのように変化するのか、立体的に観察しないときれいに除去できるかどうかの判断まではつきません。またメールでのやり取りのみで不正確な回答を患者さんに返信し、誤解を招くのも本意でありません。診察してみると、メールでの情報と実際の状態が全く異なっていたケースも過去にはありました。異物除去をご希望の場合はぜひご来院の上、ご相談ください。

■異物除去部位の詳細(写真をふくむ)を記載し下記メールアドレスを利用してください。

info@hills-beauty.com

※写真はできるだけ鮮明なもので、たとえば目の下の異物であれば、目を開けた状態と目を閉じた状態の写真を撮影し送付してください。いずれも明るい場所での撮影をお願いします。

他院修正

アクセスと宿泊情報

新幹線でお越しの場合(各乗り換え駅からの路線)

■東京駅・品川駅から

東京駅からの路線図

■小田原駅から

小田原駅からの路線図

■新横浜駅から

新横浜駅からの路線図

※北関東・東京方面からお越しの方で、鎌倉・逗子行きにご乗車の場合は、橫浜駅または大船駅で熱海行きに乗り換えが必要になりますのでご注意ください。

飛行機でお越しの場合

■羽田空港から

羽田空港からの路線図

宿泊される場合

■近隣のホテルのご案内
※ホテルと提携はしておりません。

相鉄フレッサイン藤沢駅南口

http://fresa-inn.jp/fujisawa/

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来院実績

当院は、県外からも患者様にお越し頂いております。
(参照:2006年~2021年調べ)

■国内

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