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TEL0466-55-6737

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定休:火曜日

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オトガイ骨切り/オトガイ形成術

施術カテゴリー

オトガイ形成の術前術後イメージ

料金(税込)

オトガイ骨切り(単純・水平) 各¥1,100,000
オトガイ形成術(水平中抜きプレート固定含む) ¥1,320,000
オトガイ形成術(T字抜きプレート固定含む) ¥1,540,000

※麻酔科専門医による麻酔管理料(全身麻酔)¥110,000が別途かかります。

■プレート除去代 自院¥220,000 / 他院¥330,000

※プレート除去は局所麻酔で行えますので、麻酔料金は不要です。

オトガイ骨切り/オトガイ形成術の概要

下顎の構造

概要

オトガイ部の張り出し(咬合は正常)によって正面視では長い顔に、側方視ではアゴが前に突き出して見えます。この張り出しの範囲・方向・量には個人差があり、それによってオトガイの骨切り方法が異なります。特に側方視での美しいE-lineは、オトガイ形成では重要なメルクマールになります。
なお咬合は最も大切な機能です。そのため咬合異常がある場合の骨切り(Le Fort I+SSRO; sagittal split ramus osteotomy)術は、口腔外科で行うことを勧めています。

オトガイ形成施術風景

オトガイ形成の手術風景

術前準備

手術を安全に行うために頭部規格X線写真、CT(3DCT)を撮影します。

  • ◆東京赤坂もしくは東京八王子の菅原脳神経外科病院での撮影になります。当院からの紹介状、菅原脳神経外科病院の予約票、健康保険証を必ずご持参ください。
  • ◆検査のご予約は当院から行えます。
  • ◆CT検査は放射線を使用するので、妊娠の可能性のある方、妊娠中は受けられません。

※すでに他院で撮影したX線写真やCTを撮影した方、ご自宅近くの病院等で撮影できる方は、撮影画像の持ち込みも可能です。CDやDVDは形式などにより当院で見られない場合があるため、印刷された形でお持ち込みいただくようお願いいたします。

全身麻酔について

オトガイ骨切り・オトガイ形成術は美容外科の中では大きな手術になるため、全身麻酔を使用します。患者様に安全に麻酔を受けていただくため、日本麻酔科学会認定専門医の全身麻酔管理(施術中、施術後の痛みの管理なども含む)となります。麻酔についての詳細は『美容外科の麻酔』をご覧ください。→『美容外科の麻酔』

方法① オトガイ骨切り(単純骨切り・水平骨切り)

オトガイ部が正面視で少し角張っている、少し面長に見える場合に適応となります。 単純骨切りと水平骨切りの2つの方法がありますが、手術はすべて口腔内から行います。

  • ・口腔粘膜を切開して、オトガイ部にアプローチします。骨膜下に剥離し、オトガイ部を露出します。
  • ・当院ではZIMMER BIOMET社のグラインダーやサジタールソーを使用して、オトガイ部の左右に張り出している部分2カ所を骨切りする(単純骨切り)場合と、長さを短縮するためにオトガイ部を水平に骨切りする(水平骨切り)場合があります。オトガイ神経を傷つけないこと、顎二腹筋や顎舌骨筋の剥離を最小限にすることがポイントとなります。

方法②  オトガイ形成術(水平中抜きプレート固定)

オトガイ部が側面視でかなり突出している場合に適応となります。このような場合に、単純に骨切りを行うと切除骨が増えるので、状況によってはオトガイの裏側まで削りこんでしまいます。オトガイの裏には顎二腹筋や顎舌骨筋が付着し、アゴ下のたるみを防いでくれています。この筋群を切離・損傷すると、術後に二重顎になる可能性があります。そのためオトガイ部を水平に中抜きすることで、付着部を切離・損傷することなく安全に骨切りを行えるのです。手術はすべて口腔内から行います。

  • 口腔粘膜を切開してオトガイ部にアプローチします。骨膜下に剥離し、オトガイ部、下顎体部を露出します。
  • 当院ではZIMMER BIOMET社のグラインダーやサジタールソーを使用して、オトガイ部を2カ所で水平に骨切りし、間の骨を中抜き切除後、断端同士をチタンプレートで固定します。
  • 両下顎体部に生じる段差を削って整えます。オトガイ神経を傷つけないこと、顎二腹筋や顎舌骨筋の剥離を最小限にすることがポイントとなります。

方法③  オトガイ形成術(T字抜きプレート固定)

正面から見たときにオトガイ部の角張りがあって長い、側面視で突出しているような状態では、水平骨切りと垂直骨切りを組み合わせて行います。特に垂直骨切りを行う場合、オトガイ裏面まで剥離を行う必要があります。
オトガイの裏には顎二腹筋や顎舌骨筋が付着し、動きだけでなくアゴ下のたるみを防いでくれています。この筋群を切離・損傷すると、術後に二重顎になる可能性がありますので慎重に剥離する必要があります。手術はすべて口腔内から行います。

  • 口腔粘膜を切開してオトガイ部にアプローチします。骨膜下に剥離し、オトガイ部、下顎体部を露出します。
  • 当院ではZIMMER BIOMET社のグラインダーやサジタールソーを使用し、オトガイ部を1カ所で水平に骨切りし、2カ所で垂直に骨切りします。
  • 間の骨を中抜き切除したあと3カ所の断端をチタンプレートで固定します。
  • 両下顎体部に生じる段差を削って整えます。オトガイ神経を傷つけないこと、顎二腹筋や顎舌骨筋の剥離を最小限にすることがポイントとなります。

ドクターメモ~もっと知りたい施術の豆知識~

Doctor memo 1

プレートは残しておいて大丈夫?

オトガイ形成術を行う場合、症例によってチタンプレートで固定します。日本頭蓋顎顔面外科学会ホームページの『顔面外傷診療ガイドライン』にも記載されていますが、骨固定後のプレート除去(抜釘)は必須ではありません。プレート除去(抜釘)を希望される場合は、術後約6カ月以降に局所麻酔で行います。ただし感染が生じた場合は、速やかなプレート除去(抜釘)が必要です。

Doctor memo 2

オトガイ形成術後に皮膚がたるむのはなぜ?その対応は?

オトガイ形成術後は中の土台(骨)が小さくなるので、皮膚が余って、たるみが生じることがあります。また、まれにオトガイの裏に付着する顎二腹筋や顎舌骨筋の切離によって、術後に二重顎(アゴ下のたるみ)になる可能性があります。そのためフェイスリフトやネックリフトが必要になる場合があるでしょう。 通常、フェイスリフトやネックリフトは加齢とともに皮膚が垂れ下がってきた状態に対して行う手術で、耳の前〜後ろ、首のうなじ部分を切開してSMASという表情筋の筋膜を引き上げ余った皮膚を切除します (フェイスリフト詳細はこちら/ネックリフト詳細はこちら)。骨切り後は、土台が小さくなった分や、アゴ下のたるみが生じた分だけ、皮膚の面積も同時に小さくする必要があるわけです。骨切りによって皮膚が垂れ下がると、実年齢よりも老けて見えるため、耳の前に傷はできますが、20代と若い年齢でフェイスリフトやネックリフトを受ける患者さんもいらっしゃいます。
なお骨切りと同時にフェイスリフトやネックリフトは行いません。理由は、術後の腫れによって切除したい皮膚の量がわからないからです。フェイスリフトやネックリフトを希望する場合は、腫れが完全に落ち着くまで待ち、骨切り術の6カ月以降に行ったほうがよいでしょう。

リスク・副作用・合併症

内出血、術中出血、血腫、疼痛、腫脹、たるみ、口唇・下顎の知覚鈍麻・痺れ・麻痺、 下顎の形態不全(左右差・凹凸・笑った時の顎の変形など)、感染、開口障害、口腔内 切開部の瘢痕拘縮、「アゴが小さくなりすぎた、変化が乏しい」など自分が想像していた結果と異なる場合などが考えられます。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

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