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施術名
全切開による重瞼術(眼瞼下垂手術)+ROOF除去+眼窩脂肪除去
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Before
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After(4カ月後)
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。
※ リスク・副作用・合併症は下記を参照してください。
料金(税込)
眼窩脂肪除去術+全切開による重瞼術 | 両側 ¥385,000 |
ROOF除去術+全切開による重瞼術 | 両側 ¥385,000 |
ROOF除去術+眉下切開術 | 両側 ¥440,000 |
眼窩脂肪+ROOF除去術+全切開による重瞼術 | 両側 ¥495,000 |
目の上脂肪(眼窩脂肪・ROOF)除去:上眼瞼脱脂術の概要
腫れぼったい目は脂肪が原因?
目の上の脂肪は眼窩隔膜の内側にある眼窩脂肪と、外側にあるROOF(ルーフ:隔膜前脂肪)で構成されています。眼窩脂肪は上まぶたでは2つ、下まぶたでは3つの区切られた部屋の中にあります。
脂肪の除去は針穴から除去する方法、切開して除去する方法があります。ROOF(ルーフ:隔膜前脂肪)は上まぶたの眼輪筋の下、眼窩隔膜の前にある脂肪組織です。眼窩脂肪に比べると硬く、切開でしか取り除けません。当院では異なる3つの術式によって、目の上の脂肪を除去しています。
手術適応の見極め
目の上がなぜ腫れぼったく見えるのか、その原因によって術式が異なります。そこでまず、皮膚が原因なのか、それとも目の上の脂肪が原因なのかを特定する必要があります。
<皮膚が分厚い場合>
長期間アイプチをしている方が多く、慢性的な炎症により皮膚が肥厚しています。アイプチをやめれば改善していきます。
<脂肪が原因の場合>
①眼窩脂肪によるものか、②ROOF(ルーフ:隔膜前脂肪)によるものか、それとも③眼窩脂肪+ROOF(ルーフ:隔膜前脂肪)によるものかを見極めて、術式を決定します。特に内側(目頭側)まで膨らみがあれば、眼窩脂肪を除去しないと改善しません。
※皮膚と脂肪の両方が原因の場合もあります。
①眼窩脂肪が原因 |
②ROOF(ルーフ:隔膜前脂肪)が原因 |
③眼窩脂肪+ROOF(隔膜前脂肪)が原因 |
当院では腫れぼったい目の原因を医師が診断し、上記のどの術式で行うかを患者様と相談しながら決定します。
①-a 眼窩脂肪除去術+全切開による重瞼術
皮膚切開を加える
1 重瞼ラインを設定(瞼縁から7~8mmの高さの位置)し、皮膚切開を加えます。
眼窩脂肪を引き出し除去
2 切開部からまず眼輪筋を一部切除して露出した眼窩隔膜を切開し、眼窩脂肪を引き出します。上眼瞼の眼窩脂肪は2つの部屋から構成されているので、それぞれの穴からバランスよく、また脂肪組織は血管が豊富なため、丁寧に止血しながら除去します。
縫合して終了
挙筋腱膜を眼輪筋だけに固定するか、眼輪筋と瞼板に固定するかは瞼の状態によります
3 最後に皮膚と挙筋腱膜をナイロン糸で縫合、重瞼ライン作成し、終了です。抜糸は術後5~8日目で行います(抜糸の時期は医師の判断により異なります)。
②-b ROOF除去術+全切開による重瞼術
手術は局所麻酔で行います。
皮膚切開を加える
1 重瞼ラインを設定(瞼縁から7~8mmの高さの位置)し、皮膚切開を加えます。
ROOF(隔膜前脂肪)を引き出し除去
2 切開部からまず眼輪筋を一部切除し、その下を頭側に向かって剥離します。中央から外側にかけてROOF(隔膜前脂肪)を認めるので、十分に剥離します。眼窩隔膜上も剥離し、ROOF(隔膜前脂肪)を丁寧に止血しながら除去します。
縫合して終了
挙筋腱膜を眼輪筋だけに固定するか、眼輪筋と瞼板に固定するかは瞼の状態によります
3 最後に皮膚と挙筋腱膜をナイロン糸で縫合、重瞼ライン作成し、終了です。抜糸は術後5~8日目で行います(抜糸の時期は医師の判断により異なります)。
②-c ROOF除去術+眉下切開術
手術は局所麻酔で行います。
皮膚切開を加える
1 眉毛下(眉毛の生え際)に沿って外側がやや広めの紡錘形(ぼうすいけい) 、あるいは平行四辺形で皮膚を切除するデザインとします。毛根を傷つけないようにメスの角度に注意しながら皮膚切開を加えます。
皮膚切除し、ROOF(隔膜前脂肪)を除去
2 皮膚と眼輪筋を一部切除し、その下を剥離します。切開法によるROOF切除と異なり、直下にROOF(隔膜前脂肪)が見えることが多く、眼窩隔膜上でROOF(隔膜前脂肪)を丁寧に止血しながら除去します。
縫合して終了
3 最後に真皮、表皮と順にナイロン糸で縫合し終了です。抜糸は術後5~8日目で行います(抜糸の時期は医師の判断により異なります)。
③ 眼窩脂肪+ROOF除去術+全切開による重瞼術
瞼縁から通常6~7mmの高さで切開
1 重瞼ラインを設定(瞼縁から7~8mmの高さの位置)し、皮膚切開を加えます。切開部からまず眼輪筋を一部切除し、その下を頭側に向かって剥離します。
ROOF(隔膜前脂肪)を引き出し除去
眼窩脂肪を引き出し除去
2 中央から外側にかけてROOF(隔膜前脂肪)を認めるので十分に剥離します。眼窩隔膜上も剥離し、ROOF(隔膜前脂肪)を丁寧に止血しながら除去します。次に露出した眼窩隔膜を切開し、眼窩脂肪を引き出します。上眼瞼の眼窩脂肪は2つの部屋から構成されているので、それぞれの穴からバランス良く、また脂肪組織は血管が豊富なため、丁寧に止血しながら除去します。
縫合して終了
挙筋腱膜を眼輪筋だけに固定するか、眼輪筋と瞼板に固定するかは瞼の状態によります
3 最後に皮膚と挙筋腱膜をナイロン糸で縫合、重瞼ライン作成し、終了です。抜糸は術後5~8日目で行います(抜糸の時期は医師の判断により異なります)。
注意事項
目の周囲は血管が豊富で、皮膚が薄く腫れやすいので、以下の事に気をつけてください。
- 術後2~3日は血液循環がよくなること(入浴・飲酒・激しい運動など)は避けてください。
- 術後最低3週間はコンタクトレンズの使用を避けてください(ハードコンタクトレンズの長期使用は、眼瞼下垂の原因になる可能性があるのですすめません)。
- 術後3週間はお化粧を避けてください。こするなどの刺激により、傷が汚くなるのを防ぐためです。
ドクターメモ~もっと知りたい施術の豆知識~
注意!目が腫れぼったいからといって、眼瞼下垂とは限らない!
“目の上が腫れぼったいから”、あるいは“腫れぼったくて目が開きにくいから”『眼瞼下垂ではないか!?』と私のメールやX(旧Twitter)に質問される方、実際に来院される方がたくさんいらっしゃいます。特に若い方に多く、すでに他院で眼瞼下垂の手術を受けて、トラブルになっているケースもあります。
たいていの場合、それは挙筋腱膜性の眼瞼下垂ではなく、いわゆる偽の眼瞼下垂です。もともと挙筋腱膜は正常で原因は目の上の脂肪のみなので、それを取り除けば改善します。
正常な挙筋腱膜を眼瞼下垂の手術に準じて前転させると、術後に目が開きすぎてドライアイになります。「目が腫れぼったい」と患者様が訴えられるケースでは、診断が非常に重要になるのです。
リスク・副作用・合併症
■眼窩脂肪除去術+全切開による重瞼術
内出血、腫脹、左右差、脂肪を除去した部分の陥凹、浅い重瞼線、固定糸が外れラインが薄くなる、深い重瞼線、不整な重瞼線(予定外重瞼線)、不整な瞼縁(アーチ)、開瞼抵抗、低矯正(目の開きが悪い)、過矯正(目が開きすぎる)、角膜炎、ドライアイ、傷の哆開(しかい;傷が開く)、 瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が残る)、中縫いの糸が出てくることがある、縫合糸膿瘍、眼瞼痙攣、抑うつ・不眠など自律神経症状、頭痛、目の奥の痛み、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
■ROOF除去術+全切開による重瞼術
内出血、腫脹、左右差、脂肪を除去した部分の陥凹、浅い重瞼線、固定糸が外れラインが薄くなる、深い重瞼線、不整な重瞼線(予定外重瞼線)、不整な瞼縁(アーチ)、開瞼抵抗、低矯正(目の開きが悪い)、過矯正(目が開きすぎる)、角膜炎、ドライアイ、傷の哆開(しかい;傷が開く)、 瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、中縫いの糸が出てくることがある、縫合糸膿瘍、眼瞼痙攣、抑うつ・不眠など自律神経症状、頭痛、目の奥の痛み、 自分が想像していた結果が異なるなどが考えられます。
■ROOF除去術+眉下切開術
内出血、腫脹、左右差、脂肪を除去した部分の陥凹、不整な重瞼線、不整な瞼縁(アーチ)、低矯正(目の開きが悪い)、過矯正(目が開きすぎる)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、 真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、毛根の損傷、眉毛の脱毛、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
■眼窩脂肪+ROOF除去術+全切開による重瞼術
内出血、腫脹、左右差、脂肪を除去した部分の陥凹、浅い重瞼線、固定糸が外れラインが薄くなる、深い重瞼線、不整な重瞼線(予定外重瞼線)、不整な瞼縁(アーチ)、開瞼抵抗、低矯正(目の開きが悪い)、過矯正(目が開きすぎる)、角膜炎、ドライアイ、傷の哆開(しかい;傷が開く)、 瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が残る)、中縫いの糸が出てくることがある、縫合糸膿瘍、眼瞼痙攣、抑うつ・不眠など自律神経症状、頭痛、目の奥の痛み、 自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
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