乳房つり上げ術の適応
加齢や授乳後(産後)に乳房が垂れ、もとの張りのあるバストを取り戻したい場合に良い適応です。目安として「鎖骨」から「乳頭」までの長さが20cm以上ある場合です。日本人の鎖骨―乳頭間距離は平均約16~18cmです。
乳房つり上げ術は、静脈麻酔と全身麻酔を併用して行います。乳房の形や引き上げる距離によって様々な方法があります。

施術名垂れ下がった乳房(中等度)
Before | After (2週間後) |
Before | After (2週間後) |
◆リスク・副作用・合併症
乳頭吊り上げ(涙状切開法)
内出血、腫脹、左右差、血腫、感染、皮膚壊死、後戻り、 乳腺炎、乳頭・乳輪の変形、感覚鈍磨、傷の哆開(しかい;傷が開く)、 瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ可能性がある)、瘢痕拘縮(引きつれ)、 ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、 テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。
乳房つり上げ術 | 両側 ¥1,320,000 |
乳房縮小術 | 両側 ¥1,320,000 |
全身麻酔代 | ¥110,000 |
麻酔科専門医による麻酔管理料は別途¥110,000がかかります。
乳房つり上げ術は、患者様に安全に麻酔を受けて頂くために日本麻酔科学会認定専門医による全身麻酔管理(術中・術後の痛み管理なども含む)となります。
乳房つり上げ術・乳房縮小術の方法
涙状切開法
乳房の下垂が軽度~中等度の場合に良い適応です。乳輪の周囲を涙の形にデザインし、乳頭・乳輪・皮下組織ごと上方に引き上げる方法です。

McKissock法
乳房の下垂が重度の場合に良い適応です。乳輪を中央にした垂直方向の上下の皮弁(双茎皮弁)を作成しつり上げる方法です。

いずれの方法も鎖骨から乳頭までの長さ約16~18cmを目安に引き上げる距離を調整して行います。
抜糸は7~10日目でおこないます。傷跡は施術の方法によって異なり、乳輪周囲だけにとどまる場合や、
乳房下に傷跡が残る場合などがあります。
■乳頭吊り上げ
内出血、腫脹、左右差、血腫、感染、皮膚壊死、後戻り、 乳腺炎、乳頭・乳輪の変形、感覚鈍磨、傷の哆開(しかい;傷が開く)、 瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ可能性がある)、瘢痕拘縮(引きつれ)、 ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、 テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
■乳房縮小
内出血、腫脹、左右差、血腫、感染、皮膚壊死、後戻り、 乳腺炎、乳頭・乳輪の変形、感覚鈍磨、傷の哆開(しかい;傷が開く)、 瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ可能性がある)、瘢痕拘縮(引きつれ)、 ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、 テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
術前解説
乳房の下垂が中等度であったため、乳輪の周囲を涙の形に切開し引き上げる涙状切開法で行いましたです。術後は乳輪の位置が上がり張りのある胸になりました。