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施術名
右立ち耳
~ この症例の経過 ~
Before |
After (1カ月後) | |
Before |
After (1カ月後) |
After (1カ月後:正面) |
After (1カ月後:背面) |
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。
※ リスク・副作用・合併症は下記を参照してください。
料金(税込)
立ち耳手術 | 両側 ¥385,000 |
立ち耳手術の概要
対象
日本人の平均的な耳の立ち角度は30度と言われています。立ち耳手術は、耳と頭との角度が30度以上あって、髪の毛から耳がとび出している場合に適応となります。立ち耳は対耳輪上脚あるいは上・下脚が平らになっているために、角度が大きくなっています。
方法・手順
※対耳輪上脚を作成する場合の方法・手順です。手術は局所麻酔で行います。
1 まず指で耳を寝かせて対耳輪上脚が作成できるか確認します。
2 対耳輪上脚になる部分の上端にマーキングします。
3 耳介背面の余った皮膚を切除する部分をマーキングします。
※耳を倒すために皮膚が余ります。その皮膚を取り除くことが後戻りを防ぐポイントです。
4 局所麻酔を行い、対耳輪上脚の上端になる部分を針でマーキングします。
5 耳の裏側から軟骨を後ろに折り曲げることで対耳輪上脚を作成し、ナイロン糸でしっかり固定します。
6 創部の抜糸は7日目で行いますが、ボルスター固定は、上脚の後戻りの予防のために約2週間続けます。
術後に注意すること
- シャワー・入浴は抜糸後に可能ですが、抜糸までにシャワーを浴びる場合は極力耳を直接濡らさないようにしてください。
- 術後1カ月は、手術した耳を下にして寝ないように注意してください。
その他の耳の手術
対象
立ち耳の他にも耳介欠損、耳垂欠損など耳の手術を行っています。
なお小耳症(しょうじしょう)治療については下記の専用サイトをご覧ください。
※小耳症(しょうじしょう)・永田法による小耳症手術
先天的に耳の一部または全部が欠損している病態が小耳症です。1回目で4本の肋軟骨を採取して耳のフレームを作り、2回目で2本の肋軟骨を採取して耳を立てる手術を行います。
よくある質問(当院・丸山院長の回答)
立ち耳は再発しますか?
再発の可能性は低いですが、あり得ます。
立ち耳手術では、もともと平らになっている部分を折り曲げて対耳輪を作っています。耳の軟骨は元の形に戻ろうとする力が強い習性から、術後は平らになろうとします。そのため可能性は低いものの、再発はあり得ます。特に術後1カ月は手術した耳を下にして寝ることは再発の原因になるので、注意してください。
リスク・副作用・合併症
内出血、腫脹、左右差、感染(MRSAなど)、後戻り、耳介の変形、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
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症例解説
対耳輪上脚が平らになっていることで、耳の上部が外側にとび出しています。立ち耳手術により修正され対耳輪が形成され、耳のとび出しが改善されています。立ち耳手術を行ったことで、髪の毛の中に耳が隠れました。