ピックアップ症例写真
施術名
形成外科・美容外科による縫合と一般外科の縫合の違い
Before (正面) |
Before (段差あり) |
After (再縫合) |
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。
※ リスク・副作用・合併症は下記を参照してください。
料金(税込)
顔面 | 1cm×¥88,000 | ||
体 | 1cm×¥55,000 | ||
■各種移植術代(傷跡の長さ×何cm+移植術代) | |||
凹んだ傷(陥没変形)に対する耳介軟骨移植 | ¥220,000 | ||
凹んだ傷(陥没変形)に対する肋軟骨移植 | ¥550,000 | ||
植皮術(頭皮) | 3cm未満 |
¥110,000 | |
6cm未満 |
¥220,000 | ||
6cm以上 |
¥330,000 | ||
植皮術(頭皮以外) | ¥330,000 | ||
真皮移植術 | ¥165,000 | ||
真皮脂肪移植術 | ¥220,000~¥330,000 | ||
脂肪注入術(注入量が少ない場合) ※脂肪吸引代を含みます。 |
¥330,000 | ||
脂肪注入術(注入量が多い場合) ※脂肪吸引代が別途必要となります。 |
¥330,000~¥550,000 |
■傷が1cm未満の場合は、1cmの長さとして計算させていただきますのでご了承ください。
■他院で一度、傷跡修正を行っている場合は、難易度により他院修正代が別途加わる場合がありますので、医師にご確認ください。
■傷跡(瘢痕やケロイド)を予防するためのお薬を約3~6カ月間、服用していただく場合があります。その場合はお薬代が別途かかります。詳細はお問合せください。
傷跡修正の概要
自分はどの傷だろう
もっと知りたい
当院の傷跡修正
『傷はなぜ傷跡として残るのか』。たとえば出血を伴わないひっかき傷は、傷の深さが表皮内にとどまるため、傷跡として残りません。しかしそれ以上傷が深くなる、つまり表皮より深いレベルの真皮まで傷が到達すると傷跡として残ります。傷跡が残るかどうかの一つの目安になるのが、出血の有無です。出血したということは、血管が豊富に存在する真皮層まで傷が到達したことを意味します。真皮層には線維芽細胞が存在し、コラーゲンを産生して傷を修復します(創傷治癒)。しかし創傷治癒は、全くもとの状態の皮膚を作るわけではなく、傷跡として修復されるのです。当院ではこれらを評価し、傷跡修正を行うことで現状より改善させるように心がけています。
施術前 | 施術直後 | 2週間後 | ||
吹き出物の跡を修正します | 細かく縫う事で経過が良くなります | 赤みが盛り上がり目立ちますが… |
1カ月半後 | 4カ月半後 | 1年後 | ||
赤みが徐々に引いています | 赤みが落ち着いてきました | 目立たなくなりました |
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください
治療対象となる傷跡
- ◆ ケガや事故の傷跡
- ◆ 引きつれた傷(瘢痕拘縮)
- ◆ 盛り上がった傷(肥厚性瘢痕;ケロイドと見間違えることが多い)
- ◆ 凹んだ傷跡
- ◆ 他院で受けた傷(重瞼線、目頭切開、小鼻縮小、人中短縮などの傷跡)が目立つ
- ◆ リストカットの跡
- ◆ 水ぼうそうやニキビ跡
- ◆ 帝王切開の傷跡
※ケロイドは腫瘍性に傷の範囲を超えて広がるために、放射線治療が必要な場合があります。
傷跡修正後のケア
運動刺激の予防
傷の可塑性(かそせい)について、おもちにたとえて説明しましょう。つきたてのおもちはやわらかく、よく伸びます。これが「可塑性がある」状態です。逆にカチカチにかたくなったおもちは伸び縮みしません。これは「可塑性がなくなった」状態です。傷ができた後3~6カ月は可塑性がある、つまりつきたてのおもちのように、どのようにも動きます。
特に口や鼻の周辺、関節周囲は運動刺激が加わることや可塑性によって傷の幅が広がる、ふくらむ、凹むなどします。つまり手術終了時にはきれいだった傷が、運動刺激と傷の可塑性によって目立つ傷になってしまうのです。
そのため当院では、3~6カ月は傷のテープ固定を推奨し、特に口や鼻の周辺、関節周囲の手術後のテープ固定は必須としています。
関節周囲で傷のきれいさを求める方には、ギプス固定を推奨しています。
*小鼻(鼻翼)縮小、人中短縮、口周辺の手術、手や足の関節周囲などは、運動刺激予防が必須です。
*ギプスは着脱式で入浴時などは取り外していただきます。
ボトックスの使用について
ボトックスには一時的に筋肉の動きを抑制させる働きがあります。当院ではその特性を利用し、傷跡修正の術後、傷の安静を保つためにボトックスを使用する場合があります(眉間など、ボトックスを注入できる部位に限ります)。
→ボトックスについてはこちら。
日焼け防止
傷に対する日焼け止め塗布は必須です。PA++、SPF30の日焼け止めクリームを使用して、日焼け防止に努めましょう。
内服治療
傷の赤みを予防するために、術後3~6カ月のトラニラスト内服を推奨しています。
よくある質問
凹んだ傷にレーザーやヒアルロン酸注入は有効ですか?
かたい組織に置き換わっているため、創傷治癒効果は期待できません
凹みの傷に対するフラクショナルレーザーやヒアルロン酸注入などに対して私は懐疑的で、行っていません。理由はその凹みが瘢痕というかたい組織に置き換わっているためで、レーザーで小さな穴を無数にあけて創傷治癒を促しても、瘢痕が深ければ届きませんし、そもそもそのかたい組織には負けます。またヒアルロン酸注射は、傷の周囲のやわらかい組織だけが盛り上がり、本来盛り上げたい凹みの部分の傷が余計に凹んだように見えます。
ケロイド体質でも治療を受けられますか?
ケロイド体質でも治療を受けられますか?
赤く盛り上がってミミズ腫れのようになっている傷がすべてケロイドではありません。ケロイドは傷の範囲を超えて、どんどん広がっていきます。また肩や下腹部胸など好発部位がありますので、自分でケロイド体質かどうか判断するのではなく、まず専門の医師に確認しましょう。たとえケロイドでも、その対応を誤らなければ“ケロイド体質”でも治療は受けられます。
帝王切開の傷跡が気になります。きれいに治せますか?
効果的な治療法があります。
帝王切開の跡が“ケロイド”になっていれば、ケナコルト(ステロイド注射)、もしくは手術をしてその後に軽い放射線療法を行うのが最も効果的です。また帝王切開の跡が“肥厚性瘢痕”であれば、手術(Z形成術)が最も効果的です。
傷口が膿んできたのですが、どうしたらよいでしょうか?
清潔にして、すぐに医師に相談を
傷口を洗い、ガーゼで保護するなどして担当医にご相談ください。また形成外科で縫合し、その後化膿した場合は形成外科で行う“真皮縫合”(傷をきれいにするために皮下に埋め込む糸)が原因かもしれません。その場合は、糸を抜糸すれば化膿がおさまってきれいになります。
傷を負ってから、どのくらいで治療を受けられますか?
最低3カ月は空けてください。
傷跡修正は、傷を負ってから最低3カ月は空けて行うのが目安です。縫合した傷が汚ければ、数日以内に再縫合することをおすすめします。
どのくらいで赤みが引き、腫れはいつ落ち着きますか?
術後、3~6カ月程度です。
赤みは3~6カ月程度かけて、引いていきます。傷跡修正後に腫れることはありませんが、傷自体が“肥厚性瘢痕”といって肥厚(ふくらむ)することもあります。この場合も3~6カ月かけて平らになっていきます。平らになるまでに時間がかかる場合は、スポンジで圧迫を行う場合もあります。
未成年でも治療を受けられますか?
保護者の同意が必要です。
診察は未成年でも受けられます。ただし実際に治療を行う場合は、保護者の同意が必要になります。
リストカットの跡を完全に消すことは可能ですか?
“リストカットの跡に見えない傷”にすることは可能です。
跡を完全に消すことはできません。しかし“リストカットの跡”を、Z形成術、皮弁作成、植皮術などの手術によって、“リストカットの跡のように見えない傷”に変えることは可能です。
火傷を負って、皮が剥がれてしまったのですが治りますか?
皮膚が再生するかどうかは火傷の深さによります。
火傷が深くなければ再生します。火傷の深さはⅠ度~Ⅲ度まであり、数字が大きくなればなるほど深い火傷となります。 水泡ができるかできないかが、一つの目安になるでしょう。水泡ができていれば深い火傷の可能性があります。また水泡は自分で破らないこと。水疱を破る=皮膚を剥がすこと、になるからです。 水泡の下に皮膚が再生されれば、水疱は自然に剥がれますから、ガーゼなどで保護しておきましょう。火傷を負ったら、すぐに水で長時間冷やすことが重要です。
手術は全身麻酔でしょうか?
原則は局所麻酔での治療です。
全身麻酔になるか、局所麻酔になるかは、傷の範囲によって異なります。傷跡修正の場合、局所麻酔での治療が可能なことが多いでしょう。
費用はどのくらいかかりますか? 保険適用になりますか?
自費診療になります。料金表をご参照ください。
美容外科では傷をきれいにすることが目的ですので、保険は適応されず、自費診療となります。 費用は傷の長さや部位によって異なりますので、直接クリニックに電話で目安をお問い合わせいただくか、料金表をご参照ください。
本当に院長に手術してもらえますか?
院長がカウンセリングから手術まで行います。
大学病院や大きな総合病院の場合、未熟な医師が訓練のために手術を行うことがあります。しかし当院では、院長がカウンセリングから手術、アフターフォローまで担当しています。
手術後のサポートはしてもらえますか?
術後もフォローいたします。
傷の経過は最低3~6カ月はフォローするのが普通です。その後必要に応じて、年単位で傷の経過を診ていく場合もあります。
美容外科と形成外科は何が違うのですか?
形成外科の中に、美容外科も含まれています。
形成外科とは「やけど」、「傷あと」、「口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)などの先天異常」、「癌で切除した部位の再建」など、主に体の表面に現れている異常に対する治療を行います。美容外科は「二重まぶた」、「鼻の整形」、「若返り手術」など、その名前の通り美容のための治療を行います。“きれいにすること”を目的としているという点はどちらも共通で、形成外科という診療科の中に美容外科も含まれています。
形成外科医と形成外科の専門医、何が違うのですか?
手術数など、厳しい認定基準があります。
さまざまな症例の手術を数多く経験しないと、日本形成外科学会(https://jsprs.or.jp/)から形成外科の専門医として認定されません。たくさんの症例を経験しているからこそ、特に縫合技術が優れており、“傷をきれいにすること”に長けているのです。
リスク・副作用・合併症
■縫合による傷跡修正
内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
■傷跡修正+耳介軟骨移植術
内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。また軟骨採取部は耳介後面・耳甲介(耳珠)に傷跡ができる、耳介の感覚鈍磨、疼痛、耳甲介もしくは耳珠の変形などが考えられます。
■傷跡修正+真皮移植術
内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、壊死、カテラン針使用時は針穴跡が残る可能性がある、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。また真皮採取部は移植部と同様のリスク・副作用・合併症が起こる可能性があります。
■傷跡修正+真皮脂肪移植術
内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、壊死、カテラン針使用時は針穴跡が残る可能性がある、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。また真皮脂肪採取部は移植部と同様のリスク・副作用・合併症が起こる可能性があります。
■ダーマペンを用いたニキビ跡修正
内出血、発赤、腫脹、痒み、疼痛、炎症性色素沈着、瘢痕形成、ケロイド形成、 自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
■ケナコルト注射によるケロイド・肥厚性瘢痕治療
ざ瘡(吹き出物)、多毛、脱毛、色素沈着、皮下いっ血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化(皮膚が薄くなる)・脆弱化、色素脱失、脂肪織炎(脂肪組織に炎症が起こる)、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
■シワ+真皮移植術
内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、壊死、シワが残存する、カテラン針使用時は針穴跡が残る可能性がある、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。また真皮採取部は移植部と同様のリスク・副作用・合併症が起こる可能性があります。
■シワ+真皮脂肪移植術
内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、壊死、シワが残存する、カテラン針使用時は針穴跡が残る可能性がある、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。また真皮脂肪採取部は移植部と同様のリスク・副作用・合併症が起こる可能性があります。
メール問い合わせについて
メールでお問い合わせをされる方へ、院長からのお願い
「この傷は修正できますか?」。これは傷跡修正ご希望の患者様からいただくメールによく書かれている文章です。しかし情報が少なすぎるとお返事がむずかしいので、お問い合わせの際には「傷ができた時期」「原因や経過」などとともに、写真(*)を添付していただけると、ある程度までは回答できます。
ただ詳細に現在の状態を記入していただいても、診察しないと正確な回答はできません。また実際に診察してみると、メールでの情報と実際の状態が全く異なっていたケースも過去にはありました。料金の問い合わせに関しても同様で、実際に診察しないと正確な料金はお伝えできません。そのため当院では診察後にお見積りを提示しています。また当日の手術は基本的にお断りしています(※)。
※過去に遠方から来られた患者様で、当日治療を希望されていましたが実際に診察したところ、手術ができないというケースがありました。そのような場合、他の患者様のご予約を入れることができず、その時間が空いてしまいます。そのため、当日手術は誠に申し訳ございませんがお断りしております。
診察のご予約をされた方で、既往歴(手術日、術式など)や状態について医師に伝えたいことがたくさんある場合は、下記メールにてその経緯・経過と写真を送付してください。診察時間を有効に使えます。
*写真はできるだけ解像度が高く鮮明なものを送ってください。顔であれば、通常時と、表情を作った時の傷の状態を送付してください。(例:小鼻縮小術後の傷跡であれば、①通常の状態、②「い~」の状態、③「う~」の状態をそれぞれ撮影し送付してください。)
アクセスと宿泊情報
新幹線でお越しの方(各乗り換え駅からの路線)
■東京駅・品川駅から
■小田原駅から
■新横浜駅から
※北関東・東京方面からお越しの方で、鎌倉・逗子行きにご乗車の場合は、橫浜駅または大船駅で熱海行きに乗り換えが必要になりますのでご注意ください。
飛行機でお越しの方
■羽田空港から
宿泊される場合
近隣ホテルのご案内
※ホテルと提携はしておりません。
■藤沢駅北口近隣
※ホテルと提携はしておりません。上記以外にも複数あります。
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来院実績
当院では、県外からも患者様にお越しいただいております。
(参照:2006年~2023年調べ)
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