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陥没乳頭術

施術カテゴリー

陥没乳頭とは

平ら、あるいは凹んでいる乳頭(乳首)の総称が陥没乳頭です。
母乳をつくる乳腺と、母乳を通す乳管の発育のズレによって起こります。手で乳頭(乳首)を引き出せない「真性陥没乳頭」と引き出せる「仮性陥没乳頭」があります。

陥没乳頭

ピックアップ症例写真

施術名

左陥没乳頭

Before

After (2カ月後)

施術前

施術後2カ月

Before

After (2カ月後)

術前解説

左乳頭の重度の陥没乳頭です。手術で乳頭を引き出し、固定しました。現在後戻りの兆候もなく、きれいな形の乳頭になりました。

※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。
※ リスク・副作用・合併症は下記を参照してください。

料金(税込)

陥没乳頭術 両側 ¥385,000

陥没乳頭術の概要

適応

手で乳頭(乳首)を引き出せない真性陥没乳頭は乳腺炎を起こしやすいため、原則として手術の適応になります。
※乳腺炎を放置すると正常な乳腺組織まで炎症が波及し、寝られないほどの激しい痛み、発熱や悪寒などのため、日常生活に支障をきたす場合もあります。

方法

局所麻酔で行いますので、治療中の痛みはありません。

陥没乳頭

 乳房の中に乳頭(乳首)を引き込んでいる索状物を、乳管が傷つかないように処理します。

乳頭を引き出しZ形成術

 陥没した乳頭を引き出し、さらに周囲に小さなZ形成術を加えて、後戻り(再び乳房の中に引き込まれること)を予防します。

縫縮

 乳頭側面の一部を残して縫縮します。抜糸は7~10日目に行います。

術後について

  • 抜糸後は乳頭を保護するため、医療用カップをつけていただきます。約1カ月はブラジャーの装着は避けてください。
  • シャワー・入浴は抜糸後に可能ですが、抜糸までにシャワーを浴びる場合は、防水テープでおおうなど、傷を直接濡らさないようにしてください。

合併症について

乳腺炎、乳頭の壊死、再発などが学会等で報告されています。
また陥没乳頭は、原因となる索状物が乳頭を内側に引き込む力が非常強く、後戻り(乳頭が再び乳房の中に引き込まれること)しようとします。3~6カ月は経過観察が必要です。

よくある質問(当院・丸山院長の回答)

陥没乳頭の治療を行っても、採乳はできますか?

乳管を温存するので、可能です

出産を考えている方の陥没乳頭の治療は、よほどの重度な症例以外は原則的に乳管を温存しますので問題ありません。むしろ放置しておけば乳腺炎などを起こす可能性がありますので、早期の治療をおすすめしています。

仮性陥没乳頭は手術の適応ですか?

見た目の改善や乳腺炎予防のため、手術を受ける方もいます

真性陥没乳頭は採乳ができないだけでなく、乳腺炎を起こしやすいため、手術の適応となります。仮性の場合は、整容的(見た目)に改善したい、陥没していると汚れがたまりやすく乳腺炎になる可能性があるため、手術を受けられる方もいます。

リスク・副作用・合併症

内出血、腫脹、色素脱失、左右差、感染(MRSAなど)、後戻り、乳腺炎、乳頭の変形、乳頭壊死、感覚鈍磨、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。

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