外科処置後の再縫合
事故やケガをしたときに受ける外科での縫合処置は傷口をふさぐ、止血するために行われます。一方、形成外科の外傷に対する縫合は、組織の再生と機能の回復に加え、いかに傷口を目立たなくするかに重点がおかれます。縫合の跡を見れば、その違いは一目瞭然です。このページでは、外科での縫合後に傷跡が残ることを懸念し、当院で再縫合を希望された症例をご紹介します。
case1事故による外傷で外科(他科)の処置を受けた例
Before(正面)
Before
(段差あり)
After(再縫合)
サーフィン中のサーフボードによる裂傷で救急病院を受診。止血目的で粗く縫合した状態です。施術前の写真では縫合部の段差が目立ちます。当院で再縫合しました。真皮縫合を行い、段差を改善させ、さらに細かく表皮縫合を行いました。
~この症例の経過~
縫合直後は肌色のテープを貼って、保護します。抜糸後は肌色のテープを貼り、3日に1回のペースで貼り替えます。
術後2週間では、まだ赤みが見られます。2カ月後には赤みも引いて目立たなくなりました。
◆リスク・副作用・合併症
【縫合による傷跡修正】
内出血、腫脹、感染、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
※施術料金は症例により異なります。参考価格はこちら。
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。
case2事故による外傷で外科(他科)の処置を受けた例
【他院(外科)での縫合】
【当院での再縫合直後】
~この症例の経過~
(通常の状態)
(眉毛を上げた状態)
当院での再縫合後、4年9カ月半が経過した傷跡の状態です。傷跡が目立たなくなっています。眉毛を挙げた状態でも傷跡は目立っていません。
◆リスク・副作用・合併症
【縫合による傷跡修正】
内出血、腫脹、感染、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
※施術料金は症例により異なります。参考価格はこちら。
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。